この物語に戦争美化はない、過酷な差別と民族浄化
卑劣な国政の犠牲による生命を消耗品にした防衛線。
アニメーションにもなり放映されている 安里アサトのライトノベル作品。
86”(エイティシックス) 生存率 1%の戦場。
サンマグノリア共和国軍東部戦線第一戦区第一防衛戦隊
『スピアヘッド』の隊長である若者 シン(シンエイ・ノウゼン)が搭乗する機体。
開発力の無い政府機関が無人機と偽り、失敗AI の代償に生きた兵士を搭乗。
敵の高度な無人機の襲来を防ぐため・・ 差別民が滅亡へとカウントする戦場。
あらすじ
AI制御で完全自動化された無人兵器が脅威となる架空世界でのストーリー。
星歴2139年。 世界初となる完全自立無人戦闘機械 レギオン を開発達成。
ギアーデ帝国という超大国が周辺諸国を侵略すべく宣戦布告。
人工知能を組まれた無数のレギオン部隊が侵攻により大陸が荒廃していく。
いつの時代にもあるような新たな兵器と、自動化で殺戮の定義や責務が変貌。
侵略された国家群も対抗すべく同様の兵器開発に着手するが・・技術的破綻。
サンマグノリア共和国は、為政者の慾謀で無人兵器と名ばかりで制御機構を
生きた人間(兵士)を搭乗させる非道な兵器を防衛線へ秘密裏に投入する。
人権を侵害され生きた消耗品として死なせるために” 戦わされる主人公。
共和国内部では、国政の維持に選民思想と差別意識の操作の狂気崇拝。
差別で定義を人型の豚(迫害)とされた国民が追いやられた外廓の86区。
偽りの無人機として損失無き戦線で平和を享受させ支持率を獲得の政府。
白人で銀髪の(アルバ)が選民。 有色人種(コロラータ)は敵性市民扱い
人権を剥奪され 86区という強制収容所送り。
アルバには、兵役も増税も緩和するから政府に感謝し隷属しろ
戦争犠牲は差別と犠牲で楽園を享受しようという無能な政府。
どこかで似たようなケースが忌むべき時代を再考させる。
さて、物語の詳細は、皆さんでご覧ください。
あなたの知る平和が・・ 実は多大な人命の損耗で支えられている
プラモの販売がBANDAI 初回生産限定などと書いてあります。
プロセッサー(情報処理装置)と呼称され、蔑まれ戦場で死んでいく若者たち。
それが 86” という搭乗員ではなく消耗部品として扱われる。
JUGGERNAUT ジャガーノート
このデザインが主役機? 疑いたくなる四足歩行の起動兵器は昆虫型棺桶。
ミリタリー調が模型としてどうかよりも、不利な戦場で機械に殺される惨劇。
そんな連鎖は、どこかの政府に寄生し為政者に成りすまし暴利を奪う集団実情。
無能な彼らが選民を名乗り、有能な人間を消し去ろうとする事実とダブる。
86”と差別されている人々の方が優秀で強いため防衛は維持されていますが
いつまで護れるかは知れたこと・・。
理不尽な戦争犠牲を正当化
政府の失策と無能を背負わされような 武装となる滑空砲を背負う悲壮な姿。
死神のエンブレムを与えられ、無人機に駆逐される戦場で死の運命が待つ。
遠隔操作で、清潔に安楽な中枢部から命じる死の行軍。
エリートがハンドラー(指揮管制官)として、86” 達を駒の様に扱うだけ・・
所詮は失業者対策に 演じる迫害の犠牲者を監視し口封じに絶滅させる代行者。
なんとも絶望的・・ 暗い時代背景
自らが遊び惚け、先人の遺産を食い潰し愚かに平和を泥と化す世代。
そんな意識の裏側で、こんな悲壮な戦争時代の狂気が持て囃される。
いつの世も人類の経験値は、繁栄に耽溺した堕落の中で廃れるものか。
プラモを開封してみますと・・
細かなパーツ満載。 キチンと整形し塗装処理などで見事になるでしょう。
原理も頭脳も怪しいのに、模倣だけで大国に化けた首謀者も大勢いる世界。
無力で偽りの平和を感染症で思い知らされた現代人への警句かも。
所詮は架空の・・ とか思わずに、その作品世界を知るのも意味深いかも。
主人公たちの立場や翻弄される実情が今の日本人に酷似しているのか?。
もちろん、視聴も購入もお勧めします。
政権が欲しかった真実の訳
保身と社会の支配で暴利を貪りたいために卑劣行為で政府入りした。
昔は豚”扱いで差別された似非信仰者の復讐劇では喜劇以下・・
感染禍までも悪用し民衆を隷属させる目論見の露呈。
すべてが犠牲になろうが利益で踊らせ安楽死で消せばいい。
平伏せさせ感謝させ国ごと奪い盗り 意識まで穢して折伏してやる。
そうした狂気の小心者たちが蠢く世界観は現実問題と酷似するアイロニー。
鏡に映る日本人向けの生々しいリアル・・ がありますね。
クールに考えてみましょう。
今頃、大慌てで こうした記事まで否定したい輩がいれば
自分自身で全て認めているということです。
連立与党に責任を押し付け、旨味は奪い取る・・ しばらくは
誰でも不正に従属してきたのですが? 早くも危険信号かな。
ほんとにアニメ世界は意味深(シン)で正解ですね。
写真集 HP
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