少しだけ・・  タイムスリップしませんか  過去(2016)の想い出

 

野鳥を撮りはじめた頃は、かなり夢中で 遠くへも撮影に行きましたから。

拙いなりに・・  その生態を写真に収めることが感動的でした。

 

もしかしたら 最近は情熱の風が・・  私の背中を押してくれないのかも?

 

 

 

 



 

黄昏の空    黄金色の夕陽に浮きあがるシルエット。
 




なんという鳥かお解りですか?。
 




これは何年も前に、朱鷺 の撮影に成功した頃の写真なのです。
 





コウノトリ目 トキ科 学名は ニッポニア ニッポン”と呼ばれます。

(動物界・脊椎動物門・鳥綱・ペリカン目・トキ科・トキ亜科)

体長は75センチ、翼長は140センチ程になります。 頭部は朱い皮膚が露出。
 

 

 

 

 

人為的に孵化された 朱鷺 

佐渡島のトキ保護センター 野生復帰ステーションが放鳥したものが飛来しています。
 

 



まだ若い個体で、餌を捕食するために水田に舞い降りている姿などを撮影。

今は朱鷺色ではなく、繁殖期には頸部から分泌する灰黒色の物質で自ら染まる。
 





俗に… 鷺(さぎ)は目で視て獲物を捕食し、

 

さらに 朱鷺はクチバシの先端の感覚で対象を採餌するとも。

なかなか遭遇チャンスがないシーンなので興奮しながらシャッターを押します。
 





水田などの農耕地で見かける大型の鳥類であるアオサギも似ているのですが。

普通の朱鷺との相違点がお解り頂けると思います(比較写真)。
 

 

 

 


撮影地は能登半島の北部。 貴重な保護動物ということで詳細は控えます。

遡れば江戸時代までは北海道から九州の広範囲で生息していました。

人類による乱獲や生存環境悪化で、いまや中国や日本の一部以外は絶滅。

希少種の朱鷺、自然環境に適応し野生で繁殖してくれるように祈りましょう。
 


   
 

 


佐渡のセンターから放鳥されてる朱鷺ですから足環を付けられていますね。
 

 
 


標識の足環はアルミなど軽合金で作られ、サイズは全部で16種類あるんです。

(環境省の発行した足環には、KANKYOSHO TOKYO JAPAN”と刻印)

朱鷺の背中には見えにくいですが小型発信機のユニットが背負わされていました。
 





装着された鳥の足環は、固有の番号や取り付け年月日と場所の表示や鳥の種類名

性別と年齢から足環を付けた人物名まで記載しています。

山階鳥類研究所という施設にある標識センターで集計されているそうです。
 





標識センターは、こうしたデータのコンピュータ入力をしているのでした。

これらの足環をした鳥の発見報告と共に、番号から放鳥の際のデータ検索。

回収記録をもとに各地の回収者や放鳥者の皆さんに連絡するお仕事です。
 

 
 

さらに諸外国に点在する標識センターと情報交換。

お互いの国を行き来した渡り鳥から移動記録が収集されるのですね。
 

 
 
 
鳥の保護のためにも居場所をハイテクで人工衛星NOAA(ノア)から追跡できます。

アルゴスシステムは、フランスと日本の情報処理センター経由の情報で位置が判明。
 

 
 
 
こうして水田で小さな生物などを採餌している姿や動作は鷺と同じです。
 

 
 
 

 
 
 

 


さすがに人工飼育された朱鷺だからか人間を怖がりません。
 





それでも撮影班は…あまり近づけないのですが。
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 




やや湾曲した朱鷺の黒褐色のクチバシは先端が朱色。
 




そして瞳…眼球も淡い朱色をしていますね。
 

 
 
 

 


羽ばたきます。
 

 
 


頭上を越えて飛翔した先は電信柱?(周辺は閑静な住宅と水田が広がります。)
 

 
 


あまり抵抗がないらしく止り木にされているようですね。
 

 


幼鳥の頃から現代文明にも慣れて育った新世代の朱鷺。
 

 


大自然は変貌しても逞しく日本の空を飛んでください。
 



   いつまでも  やさしく見守ってあげたいですね。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

See you next month

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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