万葉集 にも野鳥を題材にして詠まれた歌もございますが。
鶯 (うぐいす)の歌はあれど・・ どうやら メジロの歌はございません。
もしかしたら、平安前後の時代には、メジロが生息していなかったのだろうか?
そのように素朴な疑問が湧いてきます。
あまりに可愛らしい 目元と仕草に魅了されそうな メジロを観るほど感じます。
こちらは 万葉集の巻五 大伴旅人(おおとものたびと)の歌。
春の野に鳴くや鴬なつけむと我が家の園に梅が花咲く
(春の野に鳴く鶯 その鶯を招き寄せようと邸の庭に梅も花を咲かせます。)
大伴旅人が主催して邸宅での宴で詠まれた歌なのです。 風雅ですね。
この華やかな羽の色彩、人々はウグイスをメジロのような姿と思いがちです。
しかし・・美しい囀りの主 ウグイスは地味で目立たない小鳥ですよね。
よって・・ 平安貴族の皆さんも メジロとウグイスを混同してはいなかったか?
鳥類にお詳しい読者の所見をお待ちしています。
徘徊の世界なら 季語として、メジロが舞う梅の花が散る頃に 春の遣いが。
我が家にも遠くから・・ そろそろ鶯の声が聞こえてきました。
メジロ よりも警戒心が高くて慎重なウグイスですが、稀に庭で囀ります ♪
今年は暖冬で雪景色もないまま、北陸でも野鳥の活動が早いようです。
カメラ目線 レンズ向けねば 信頼の 庭の野鳥 心地よければ
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