慶長四年(1599年)に利家様が病で亡くなられて…おまつ様は出家されました。

 芳春院さま(前田まつ)は、二人の男子と九人の女子に恵まれた善き母であります。

 数え十二歳という幼さで遠く前田家に嫁がれ、寂しい日々に小鳥も慰めたことでしょう。

 

 加賀百万石の大名、前田家代々の当主が兼六園にて寵愛したであろう野鳥の子孫。

 そう…思いながら眺めていると、遠く遺伝子の繋ぐ時を超えた出会いは感慨深いです。

 

 
 
 ジョウビタキ(雄)の飛び交う庭園。  こうした四季の和みを私たちも共有できる悦びです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 いまは香り高き 梅の木 も 彩りに春を謳歌する兼六園。
 
 
 ジョウビタキ(雌) の小さな翼は風のように四季折々の歌を詠ませてくれるのでした。
 
 
 
 死が日常の戦国時代を生き抜いた武将も…か弱き生命に対する慈しみは深かったのですね。
 
 
 兼六園の随所に、豊かに自然の息吹を再現しようと工夫を凝らした歳月と智慧の痕があります。
 
 
 
 ヒヨドリ は椿の花芯から 蜜を求めていたのでしょうか?。 嘴には黄色く花粉が…。
生命の重さ尊さを知る 戦国武将の気概を伝える庭園の歴史観を再び
 
 
 

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