草原に潜む猛禽類のような姿勢で…時を待つ大鷲の称号。

   全国28所に設置されるレーダーサイトは不断の構えで侵犯機を捕捉。

 

   要撃機である F15イーグルが緊急発進にスタンバイします。

 

   激増する領空侵犯と弾道ミサイルの侵略という脅威の排除。

 

   老人から幼子までの安息の時間を作り出しているのは彼等による無休の献身。

 

   景色を遮る樹木のような脆い防空識別圏を維持する困難さを痛感します。

 

 

   そのコックピットには皆さんの兄や息子さん、恋人と同じ若者が着座します。

 

   背後から問答無用で撃ってくる侵犯機と対峙する空の彼方。

 

   防人の如く、飛び立つ人々の生死を賭けたフィールドが私たちの日常を守る。

   管制官Clear for take off』   パイロットRoger cleared for take off

 

   戦闘機のシートは、一般人なら 5分も経てば悲鳴をあげそうな狭く硬い座席。

   航空機のファーストクラスとは真逆である鍛え抜かれたパイロットの世界。

 

   まさに死力を尽くした冷静さで頭脳と体力により機能を駆使した飛行。

   耐Gスーツを纏う彼等に防衛の重圧が加速度以上に襲いかかります。

 

    『飛行教導群』は、宮崎県の航空自衛隊 新田原(にゅうたばる)基地所属から

    この6月 小松基地に移転して訓練教官として指導を開始しました。

 

   熟練パイロットで精鋭揃いという自衛隊最強の訓練部隊は別名アグレッサー

 

   もうすっかり小松基地の機体です。

 

   すべてはパイロットの作戦遂行と生還させる技量を研ぎ澄ませるため。

 

   発進指示を待つイーグル各機。  管制塔とのやりとり。

 

   小松基地で離着陸する航空機は通常一日に150機を軽く超えます。

   時には米軍機がアクシデントで緊急着陸などもある民間機と共存する滑走路。

   風速や方向などデータを読み気象学の知識からスケジュール管理を駆使する。

   冷静さと情熱で管制官も・・また戦っているのです。 

 

   整備クルーも万全の態勢で電子機器も多い老朽化していくF 15に携わります。

   どちらも長い経験値を必要とする厳しさと背中合わせ。

 

   ここには戦闘機という”があるのでした。

 

   激しい飛行任務を果たすイーグルにかかる負荷は想像を絶するもの。

 

    近年は機体のトラブルも報告されますから整備の重要性が見直されます。

   全員が一丸となり平和のために誇りを忘れない。

   訓練フライトを終え着陸していくイーグル。

 

   守るための翼に休息はありません。   ありがとうございました。

    北陸の地に 鷲は舞い降りた。

 

航空自衛隊のプロモーション映像ありがとうございました。

 

 

 

 

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