ブログを書いてると日曜の朝はテレビ観賞の暇も少ないので
録画派(即ち ロクガーです)というKeiなのでした。
その男…蒼き旋律を奏でる 仮面ライダーG3X
新世紀、続発する未確認生命体(アンノウン)と呼称される謎の敵対生物による怪事件。
その対応に苦慮する政府・警視庁は、かつて未確認生命体・第4号(クウガ)から得た
データにより特殊強化装甲服を開発し新たな戦士を誕生させる…
平成仮面ライダーシリーズの原点であり傑作だった『仮面ライダー・クウガ』後番組の
タイトルは『仮面ライダー・アギト』でした。
今回は、3タイプの仮面ライダーが対立しながらも共闘していくストーリー展開。
(いま頃~見てんのかよ^^)
AGITO(アギト)、塩基配列を思わせるAGTC”…そのC(チミン)をOに変えた発音?
発想の名前なのでしょうか。 物語には、遺伝子や塩基の情報も絡めています。
クウガ…では、警察と民間人が協力しながら古代文明の戦士クウガなど謎を解明して
人間ドラマの描き方が素晴らしく、未確認生命体グロンギも幼児が怖がる演出過剰ノリ。
結局…アギトはドラマ的な要素を超えられず、戦闘演出を派手にしようとした苦労の跡。
スポンサーも含めた製作の意向か?、ライダーが複数存在するのです。
二輪メーカーHONDAの参入もあり、バイクはホンダ製でロード、オフ、ツアラー使用
OP映像でもツインリンクもてぎ”でサーキット走行というシーンで始まります。
配役も主役に賀集利樹さん、要潤さん、友井雄亮さん…などが三者三様の人物像。
シリーズで最も顕著な違いは、未確認生命体に人間と科学の結晶で防衛する決意。
正体不明の仮面ライダーではなく、戦闘装甲を身に纏い毅然と戦う戦士でした。
天才と名高い科学者の小沢澄子が設計開発したG3システムを投入するという英断。
彼らは遊撃隊ともいえる未確認生命体対策班G3ユニットに配属されます。
この作品の仮面ライダー達は、生身のまま…改造人間ではありません。
人類が科学力で敢然と脅威に立ち向かう機械仕掛けのライダー?そこが鋭い。
当初は、前作で解析された未確認生命体なら十分に駆逐できるスペックのG3”。
しかし敵は俄然?未知の能力で圧倒してくるのでした。
第3世代特殊戦闘装甲服(ジェネレーション3)
凡人では扱いきれない強化服に翻弄される装着者の要潤さんの苦悩もドラマティック。
番組の後半では新たな性能でアップグレードされた真の兵器システムG3-X降臨。
あくまでも人間の手で守りたい、激化していく戦闘で傷ついていく主人公たちに希望。
まあ…そこは玩具販売の目論見もありますから、マンガ風の演出効果。
でも、こうした作品は各所に宝石のように散らばる人間の意思や大切な心も語られる。
子供たちが将来成長して、傷ついたり挫折した時…僅かでも希望になればいいですね。
さて、物語が昇華していく工程は製作者の意図を読み取ったりオトナのシンパシーもあり
素直じゃない見方もしてしまう(反省^^)こともあります。
私は録画しておいて時折は鑑賞するというタイプなので、作品中の輝く珠玉のシーンに
こそ興味が湧きます。
警視庁が国民の安全のために武装を余儀なくされた時代…そのG3-X”の存在。
どこかテロまで頻発する社会背景の恐怖や矛盾を子供らのためにも解決したいと思える。
どうですか、特撮として凝った小道具ばかりでしょう。
警視庁バージョンなので白バイのようなガードチェイサーに跨り出動する氷川 誠。
(Gトレーラー”と呼ばれるベンツの大型トラック後部から走行中に発進)
要さんは、四国香川県警の警察官だったという設定で、フェリーあかつき号遭難では
勇敢に人命救助をした功績を讃えられて本庁G3ユニット転属という経歴です。
ライバルに装着者の資格を脅かされたり、決して天才ではない真摯な性格の氷川くん。
物語は説明すると長くなりますから省略。 平成ライダーは初期に名作が多いでしょう。
つまり怪人と生身の人間が互角に戦える鎧…G3-X その驚愕のスペックは
体長192㎝ 総重量176㎏ パンチ打撃力は左右とも2,5トン相当
脚部キック力は7,5トンに達します。 この重量で20m級の跳躍を電動で果たす?。
15km先の対象物を正確に判別可能な視力と聴力など、学習型AIにより最適の機動。
近接戦闘(格闘戦)を想定した兵装に、
高性能機銃からランチャー、切断刀に捕獲アンカー
どれも対人?ではなく未確認生命体を対象とする強化装備で苦戦しながらも挑む。
警察官として最後まで勇気を忘れない人間としての意志、氷川 誠(要潤さん)であれ。
仮面ライダー・アギト 動画ありがとうございました。