2016 東京オートサロン
開催者からの発表では、今回32万人を超える観客が参加したそうです。
いまや市民権を得たクルマのカスタマイズを愉しむ人々の集う東京オートサロン。
まさしく スーパージョブ 英国にロータスあり
生粋のロードカーを選ぶとき、忘れてはならないのが世界の名車 LOTUS。
レースを愛したドライバー
創設者のコーリン・チャップマン氏は、20世紀のクルマ界に旋風を巻き起こした人物。
デザイナー気質、発想が豊かなクルマ愛、しかもF1レーサーというイメージの彼。
通常のクルマに新たなチカラを与えるチューナーでありビルダー。
(そんな彼は…54歳で心筋梗塞により急逝しました。 彼の遺徳を讃えたいです。)
自動車技術の進歩においては、航空宇宙工学技術までも掌握する知性により昇華させた。
先駆のレーシングカー、スポーツカーを開発製造する姿勢は現在も受け継がれています。
さて、ロータス車両オンリーで開催するワンメイクレース LOTUS CUP JAPAN
写真のエキシージS カップカーは、350ps発生のスーパーチャージャーエンジン搭載。
ロータス LCG エキシージ S”
最強チームは1962年誕生!
コーリン氏(アンソニー)の指揮下で発足した英国の強豪チーム・ロータス。
1962年より挑戦は開始され1978年にかけては、フォーミュラ1世界選手権で7度の勝利。
アメリカのインディ500マイルレースでも優勝を飾っています。
いままた近年のフォーミュラ1”に於けるLOTUSの躍進は素晴らしい。
これは日本のスーパーGT300シリーズ参戦中の SGT-EVORA”
あのレーシングカーデザイナー由良拓也氏が代表の株式会社ムーンクラフトが製作。
(株式会社GTアソシエイションの開発したカーボンファイバー製

この会場に終結したクルマと技術が凄いパワーを放っている。
日本では伝統の強心臓搭載のスポーティーカー NISSAN スカイラインGTR
その傍らには…L型エンジンをチューンしたフェアレディーZ”の姿も。
やはり旧車の枠を超えて威風堂々の存在感。
MAZDAもレース活動で、国内では唯一のル・マン優勝経験など実力者。
正常進化が正統に評価された逸品ともいえる人気のロードスター。
フルオープンエアモータリングの楽しさスポーツカーらしさは純粋な運動性の後輪駆動。
ROADSTER NR-A Racing Spec.
近年スポーティーなクーペの復権を果たした流麗なボディシェル。
1989年、北米でデビュー以来の積み重ねはワールドカーの実力十分。
アメリカ大陸では、MX-5 Miata”のネーミングと青空が似合う。
はい、視力は…2,0もあります。 近すぎましたか(笑)。

こちらも大人気を博したTOYOTA陣営の86”
都内(日本中)での増殖ぶりも凄いですよね。
ドレスアップのベースカーとして、またはコンペティションモデルにも最適。
エアロやカーボン製ボンネットも各社から次々と販売されている人気者。
心臓部に納まるのは FA20型の水平対向4気筒 DOHCで低重心と重量配分を追求。
富士重工業(SUBARU)開発のFB20型がベースにされた新開発エンジン。
しかもトヨタの直噴技術 ポート噴射+(D-4S)筒内直噴を採用しています。
スポーティーNA車という設定上、高回転出力型にすべくFB20型よりストローク短縮。
(スバル水平対抗エンジンは、近年トルク解消のためロングストローク化の道でした。)
官能的なエンジンフィール獲得で高バランスのボクサーエンジンが本来の性能開花か?。
(写真のエンジンは遂にTURBO武装^^)
駆動方式は、そのFA20を縦置きに搭載して後輪駆動のFRレイアウト。
マニュアル向けに用意されたアイシン・エーアイ製の6速MTなら3ペダル式。
または…アイシン・エィ・ダブリュ製6速ATをインストールする組み合わせ。
86”の場合、FR専用のトランスミッションを新開発しています。
エンジン重心を前車軸よりも後方に搭載するフロントミッドシップ方式の搭載位置を選択。
苦心の跡が窺えますね。
D-4S”エンジン とても解りやすい動画をありがとうございます。
この86”とは兄弟車になるのが、SUBARU-BRZ”
開発の経緯から言えば、むしろ大本命の主人公こそBRZなのでしょう。
より強化された走りのスペシャリストにも向けられた本格派GT。
公道のモビルスーツ? WRCラリーやサーキットの常勝マシンとくれば…
スバル・レガシィやインプレッサの採用する駆動方式の主流はAWD。
オリジナルの電子制御センターデフの開発などスバルの取り組みは世界一の水準。
このAWDであるフロントの駆動部分を取り除いてしまえばFR化は可能です。
追求してきたAWDの素性の良さがあるからこそ誕生したBRZ”や86”
クルマの真髄、常にスポーティーカーの進化には妥協がありません。
スバル WRX STI NBR チャレンジ 2016.
近年、国産のスポーティーカーは元気を失っていましたが…
ここにきて再興の兆しが見えてきました。
海外勢も魅力的なクルマをデビューさせています。
軽自動車からレクサスのようなフルサイズのものまで感性を震わせてほしいですね。
ロードスターのスペシャル映像をありがとうございました。