CYPRESS CORNERS
実家の緑化エリアには、単なる庭ではない菜園も用意して作っているんです。
サイプレスはギリシャ神話の故郷…キプロス島の名前にも由来するものです。
(キュパリッソス… 常緑樹の一種であるイトスギ”のことですね。)
どこか地中海などの景観に描かれる絵のように感じられますよね。
植物による四季、生と死の連鎖…久遠の流れを表現できたらいいなと思います。
これは西瓜(スイカ)の花です。 カワイらしい黄色の花です。
くるるん…とした蔓のある姿。 スイカは雌雄異花になり雌花は子房下位ですね。
受粉してから3~4時間ほどの間、降雨などで濡れれば花粉がはじけます。
そうすると正常には着果しません。
手作りすると均質なスイカの実に着果しにくいそうです。
(被子植物の遺伝的特性である自家不和合性の影響なのでしょう?)
今年の猛暑なんて気にならないくらいのアフリカ熱帯地方(サバンナ)が原産地。
現在の中国でも出荷量が高く、地中の水分と栄養を蓄える実は貴重な水分ですね。
足利将軍が統治していた室町時代の頃に日本に渡来していたそうですね。
中央アジア(西域)を経由してきたスイカ…のような発音は唐の国らしい言葉。
ウリ科・蔓性の一年草 Citrullus Lanatus という学名の栽培植物。
日本では代表的な夏の野菜。 園芸では果菜?ともいう果物の扱いをしています。
まんまるい緑色で楕円の果実に独特の縦じま模様。
スイカは果皮の内部が甘く熟しています。中央の胎座には沢山の種子が…面白い。
(厚みある果皮を一夜漬けにしても食べられます。)
瓜”(ウリ)です。 メロンよりも栽培は楽ですが…甘くて美味しいですよ。
北アフリカにもあり、インド周辺地域までが原産地だとかいいますね瓜の実。
人類の移動で広がり、原始的な野菜と各地で果菜類として栽培されていました。
日本には、古代史の頃(縄文時代)には登場していたようですね。
小さく素朴な苦味の植物として果実は食されていたようです。
いまではメロンなど芳醇な味わいを誇る果菜の代表でしょうか。
(我が家は無農薬栽培してますから…葉っぱが虫食いに^^)
甘さはないですが、さっぱりしたキュウリもお仲間ですね。
サラダや漬物の好きな日本人にはお馴染みの野菜も家庭の味方でしょう。
平安時代の陰陽師である安倍清明の逸話にも、都の貴族に贈られた瓜の中に…
呪術の忌もの(呪いの蛇)が潜ませてあることを見破る場面がありました。
平安貴族にとっても貴重なフルーツ扱いだったようですね。
菜園の瓜は甘さがウリ”です。 ズシッと重くて冷やして食べると美味しいです。
貴女にも召し上がってほしいものばかり。
南瓜”カボチャの花です。 大きくて明るい色のお花でしょう。
学名はCucurbita ウリ科のカボチャ属となる緑黄色野菜。
大別すれば、日本カボチャ、西洋カボチャ、ペポカボチャ?などがあります。
観賞用だったり、食材のズッキーニなどは1960年代に欧州で紹介されています。
原産地は南北アメリカ大陸。主要生産地は中国(野菜大国なのですね)やインド
欧州のウクライナ、アフリカ大陸にも広がります。
ビタミンやカロチンなど栄養素を多く含む健康野菜ですよ。
今年は、菜園で丸いカボチャではなく弥栄(いやさか)カボチャを育てています。
これは石川県の能登半島でも作られている珍しい細長い種類のカボチャ?不思議。
典型的な長南瓜ですね。
西洋南瓜の仲間なのですが、飛騨高山の特産となった宿儺(すくな)カボチャなど。
かなり大きな実になるものもあるそうですから。
高級品の宿儺カボチャより簡単で、安価な~弥栄(いやさか)カボチャお試し中。
美味しく育ちますように。
(ほとんど両親が管理しているので私はオマケですが…笑)
イチゴ …もう夏前に収穫しました。
私がホームセンターで何種類か買い求めて植えました。
今年は放置しておきましたら二度目の実がつきましたが…未熟で変形しています。
最初は美味しい実が大きくなりましたが、実験のために経過を観察してもらいます。
柿ノ木”も豊作の予感がします。
枝が~撓るほど実をつけています。
柿ノ木は、沖縄地方には無いらしいですね。 落葉樹でカキノキ科になります。
近年は柿渋(タンニンなど)の効果を生かした薬品や石鹸までありますね。
春から初夏までには花も咲いています。
栽培されたものから、農家の庭木に至るまで珍しくありませんね。
朝顔…庭に咲いた普通のアサガオは終わりそうでした。
元気がないです。
花が咲いていれば…お客様も食事中。
クマバチさん。 ミツバチ科のクマバチ属になりますから、花の蜜が大好きです。
刺される心配がありませんから間近に迫ります。
黄色い体毛の胸部、まっ黒いお尻に黒い翅をしています。

何匹が写っているか分かりますか?。
イチジク(無花果)も実りすぎていました。
まだまだ成長して大きくなりますから…。
お年寄りから、広がった葉は煎じると薬茶にもできると聞いた気がします。
庭にある梨も、さっぱりした美味しい味わいです。
蝉の抜け殻… 思い切り鳴きながら夏を終えるのでした。

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