石川県の空の玄関である『小松空港』
小松飛行場が開港したのは昭和28年(1953年)の春でした。
空港の変遷をたどりますと、航空自衛隊が基地としてジェット戦闘機を導入。
決定は昭和35年4月、滑走路、エプロン等を改修する整備が開始されました。
翌昭和36年には完了。
民航との運用協定を成立させ、同年12月には運輸大臣告示により併用飛行場に。
以後は、航空法第56条の5に基づいて公共用施設に指定されました。
自衛隊と民間航空との軍民共用となり永く継続利用されています。
旅客定期便としては6路線に空路が開かれています。
国内線では、東京の羽田空港、成田、札幌の新千歳空港、福岡、仙台、那覇空港。
韓国のソウル、中国の上海、台湾の台北など3路線の国際線も運航されています。
そして世界各地へ国際チャーター便が運航されています。
主に中国、韓国、台湾。 東南アジアのタイ、米国のハワイ等となります。
近年では、ルクセンブルク間に国際貨物定期便を運航が開始されました。
現在も充実した乗降客数と国際貨物取扱高により小松空港。
北陸地域を代表する航空と交流の拠点めざして発展しています。
石川県の消防防災航空隊んの基地があるのも小松空港内。
防災ヘリコプター1機が運用されているんです。
『はくさん』…そうです、高さ2702mの霊峰白山と同じ名を冠する名機です。
機体は、米国のBELL社製 412EP・JA893EP
僻地も多い北陸の地形、航空機による鳥瞰した迅速な情報収集活動が利点。
消火活動から救急活動、山岳や水難等の救助活動という任務を遂行する精鋭。
近年続発する大規模災害発生時は、被災地へ緊急消防援助隊航空部隊として出動。
古来…『しらやま』とも呼ばれる信仰の対象であった霊峰。
最高峰の御前峰と、霊験あらたかな山岳地帯は、石川をはじめ、岐阜、福井、富山
周辺4県にまたがる美しい自然環境です。
遠い昔、717年の養老元年、泰澄大師により初めて開かれた聖域なのです。
1962年(昭和37年)国立公園として指定されました。
さて、そうなると空港の対岸に見えます施設は…国防省の…
『航空自衛隊小松基地』
ほぼ正面に勢揃いした戦闘機F-15イーグルの勇姿。
バックの白山連邦が美しいでしょう。
やや左方向に見える格納庫などは、救難隊のハンガー(整備台)がある場所です。
救難捜索機U125Aや救難ヘリコプター・UH60Jが待機しています。
日本の自衛隊くらいに大切に整備しているからこそ任務を遂行できるのです。
諸外国では珍しくなりつつありますね。
強力なチカラを手にすれば、それを支えるための予算も拡大していきます。
東アジアの軍事バランスが侵害され、日本だけの泰平の夢絵空事にも危機が迫る。
世界の情勢は緊張が続いています。単純に軍事に反対と唱えるのは…
いまでは強盗の徘徊する街で…犯罪者と一緒に警察を無くそうと叫ぶようなもの。
どの国も軍人を見て牽制しているのではありません。
日本の社会、国民の乱れを観察しながら熟知して隙を狙ってくるのです。
戦争ではなく、毅然とした人の存在が守るチカラの根本なのです。
凛々しい考え方や生き方の人間が暮らす国になれば、軍事費など不要になります。
どうすれば事態を乗り切れるか、案件に対する最善の答えを探しましょう。
小松周辺では海岸や北陸高速道路からもイーグルの訓練飛行を目撃します。
日々の鍛錬を抜きには緊急時に飛べません。
誰もが戦いたい訳じゃない、しかし理性で停められない未知の暴挙から守らねば。
国民が罵声を浴びせ誇りを傷つけて…身勝手な人間たちであろうと彼らは守ります。
甘えに耽溺した理性なき酔狂人、欲求不満で暴力を撒き散らす人間たち…
そんな性質の怠惰と傲慢による敵愾心こそ侵犯してくる者の本質ではないですか。
勝負は刀を抜く前に決まっています。
いかなる名刀も抜かせずに生きることを説いていくしかない…
敵なんてどこにもいないのです。 心の在り方で決まるのですよ。
この世界が平和であってほしい。
その願いは貴女自身が叶えていけるのです。
安宅関の弁慶と富樫の問答をみるようだと思いませんか?
それこそが、まさしく『専守防衛』という問いかけなのだと。
真っ白な勧進帳のように、答えは胸中に書かれているはずでしょう。
平和を愛するならば…
空港内で楽しい買い物ができるのも安全だから楽しいのです。
蒼穹の彼方まで平和を届けようではないですか。
小松空港情報 クリック
