2015年3月14日(SAT)開業

  構想が浮上してから半世紀、県民は悲願の日を迎え…スタートしました。

  東京-金沢間 450,5Km  2時間28分で結ばれる時代。


  なにもかもが新しい期待に包まれたJR北陸新幹線』のレールウェイが完成。

  まさしく疾風の道であり…地上の滑走路です。

  待ち遠しい未来が突き抜けていきますよ。








      きゅどっ!!





      びゅ~ん!!





      あれれ、お菓子たべてる^^ (どんな動体視力?)





      停車… きょうは17日です。








      おいであそばせ(いらっしゃいませ)JR  金沢駅”に到着しました。








    お掃除部隊が整列。 短時間に速やかなクリーンアップ 腕の見せ所ですね。










         安全にホームドア(転落・接触事故防止の)が開いていきます。





         子供達も嬉しそう。







       はくたか 566 東京

















          新しい架線の電気設備。  技術面の紹介に…



          『パンタグラフ』は僅かでも騒音の低減に有効なシングルアーム。

          特に先頭車両は、ワンモーションライン”と形容する流線型をしています。

           (写真下方はパンタグラフ)












  W7系の新幹線

  12輌編成で、全長は300メートルを超え、その機体はアルミ合金のダブルスキン構造。

  デザイン監修したのは、フェラーリで知られる世界的なデザイナー奥山清行さん。



  雪シーズンも含み最高速度は抑え気味に260km/hなのですが、275km/hも可能です。

  運転席には、計器に300km/h以上の表示がされているそうです。

  川崎重工製というところが嬉しいですね。











  ホームに立つ支柱には、金箔を貼りつめたイメージの加飾が施されています。

  豪華絢爛な金沢駅の百万石絵巻…ここから始まってますね^^。







  グランクラス』は、W7系車輌に於ける最大の見せ場。

  グリーン車を超える寛ぎのハイソサエティーな乗車感覚は航空機のファーストクラスのよう

  日本の四季や伝統美を盛り込んだ調和のとれた室内空間を提供しています。










         この方向は、まっすぐ加賀方面になります。

         もうすぐ福井県や米原~関西にも繋がろうとしています。












  北陸新幹線は、2014年の4月7日に川崎重工業車両カンパニーでお披露目され

  4月8日に神戸港から出港、金沢港には10日に入港し、11日に陸揚げ後

  12日の未明から~15日まで白山総合車輌所へと大掛かりな陸送が行われます。

  そして各部の整備や試験を受けてきました。








  珍しい新幹線陸送の様子は、熱烈な鉄道マニアにも興味を持たれたようですね。

  (まさに翼の無い?航空機のような姿が…深夜の街を通過する儀式のようでした)

  この年の秋11月15日までに残る120両10編成の納入が終了しました。





  JR WEST JAPAN RAILWAY COMPANY.

    ロゴマークは、同型のE7系を使用するJR東日本とは表記EAST”が違います。







  富山や長野県も通過して首都圏へ…







             開業から数日後…記念撮影してる人もおられますね。






   鉄道と言えば『総合指令所』が不可欠ですね。

   この北陸新幹線を管理しているJR西日本は『金沢新幹線総合指令所』と…

   共同でJR東日本の『新幹線運行本部総合司令室』により管理されています。

   (JR東は、東北、上越、長野、秋田、山形の新幹線の制御と監視が仕事)

   
   …とある耐震性まで考慮した場所に『総合指令所』は秘匿されています。

   もちろん犯罪やテロリズム対策の為ですが…私には教えられません。


   






  ところで新幹線W7系の運転席、その正面に計器であるマルチモニターと

  各車両の様子も映すモニターが整然と配置されます。 

  さらに左端には主ブレーキのレバー、中央には加速・減速の操作レバーがあり

  右のレバーは前進と後進の切り替え。

  カーブや危険時の減速はATC(自動列車制御装置)機能でシンプルで清潔な運転席。















  北陸新幹線    金沢 - 東京 2時間28分

             金沢 - 軽井沢 1時間41分
   
             金沢 - 長野駅 1時間 5分








    かがやき  金沢~東京間 1日10往復運転

    はくたか  金沢~東京間 1日14往復運転(金沢~長野間に1往復あり)

    つるぎ   金沢~富山間 1日18往復運転

    あさま   長野~東京間 1日16往復運転








   ほんとうに空力に叶った流麗なスタイルですね。

   これまでの石川県で路線を征く列車の姿からは想像も出来ない美しさでしょう。








  高級感ある乗り心地…そんなテーマに取り組むのは自動車だけではありません。

  フルアクティブサスペンション採用、上級車輌のグランクラスに奢られた機能。

  左右の揺れをセンサーが察知すると逆方向に入力しながら揺れを緩和します。

  通常車輌にはダンパーの強弱を吸収させるセミアクティブサスペンション装備。


  
  また金沢から長野間には、通称『30パーミル』と呼ばれる…1km区間で高低差30メートル

  そんな急勾配が5ヶ所もあるのです(トンネルは228㎞区間に35ヶ所もあります)。

  さらに最高速度が60km/h超え(320km/h)で走る東北新幹線E5系と同じ性能である

  強化タイプのブレーキを装備しています。

  こうして…いかなる緊急事態でも速やかに安全に停止させるのです。









  かつての中越地震では、上越新幹線の脱線事故がありました。

  そうしたことに対する防止策も入念に研究『脱輪防止ガイド』と呼ぶL字形の金属部品を装着

  不測の事態で脱輪しても最小限に防いでくれるのです。

  もちろん『早期地震検知システム』を装備、ルート周辺に点在するセンサー群からの情報をまとめ

  P波(初期微動)を検知すると緊急停止モードに移行します。

  新幹線本来の安全性に加え、より緻密なセーフティーバランスが身上の北陸新幹線。








       最新式の設備を誇れるのは、研究され尽くした最後初の駅だから。






          常に一歩すすんだ安全施設で守ってくれています。













      いままでの金沢駅しか知らない人には、別世界の快適さと新しさ。

      それなりに時代の流れを反映しているものですね駅って…







   この力学的な走行物体の滑らかなラインが空力に貢献するのはもちろんですが

   高速度でのトンネル突入時に発する微気圧波による衝撃音を抑えます。











      ホームからエスカレーターで下階へ…  なんか美味しそうなことが?。







       駅構内の装飾には、伝統工芸を斬新な取り組みで描いている『加賀友禅







           鳥たちの世界…







             ゆめみづほ   いしかわのコシヒカリ







  ついでに義理…PRしましょう金沢医科大学

  それにしても、なんで現場のスタッフよりモデルさんの方が医療関係者らしいの(笑)。






        北陸の人々が手に入れたスピードと快適さ。






        観光イメージが強いですが、ビジネスチャンスが増えればいいですね。







          これから…どんな物語が生まれるのでしょうか。

             明日のヒロインは、貴女かもしれませんね。
 おとめ座











  日本の新幹線といえばNewテクノロジーを追求した世界屈指のハイテク集大成。

  しかもデザイン監修には、かつてイタリアの巨匠ピニンファリーナ社に在籍し…

  伝説の『イタリア人以外で初めてフェラーリのデザインをした日本人』である

  KEN OKUYAMA氏(奥山清行)を起用するセンセーショナルな英断など グッド! クリック

  洗練とモダニズムに加え、徹底した美意識『』のテイストを昇華しています。

  冷たい機械になりがちな…新幹線車両に、伝統とハイテクの融合を極めています。

  まさに新時代のエクスペリエンスを皆さんにも体感してほしいと思いました。


     





           ひゃくまんさん~なんてマイペースなんでしょ。

             金沢へ   またおいであそばせ





    
            春色の列車に乗って…旅立とう







 

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