いまではもう遠い昔のこと…。  竹取の翁とよばれる人がおりました。


野や山に入って竹を取っては、さまざまなことに使っていました。


その名は、さぬきの造(みやっこ)といいました。




…物語の出で来はじめの祖(おや) …と語られる『竹取物語』でございます。


平安時代から日本最古のストーリーは、西暦900年ころより人々に親しまれてきました。


作者すら不詳の…謎の伝記物語は、あの源氏物語よりも1世紀ほど前より存在しています。









竹取の翁 …いつも採りにいく竹の中に、根元に清らかな光を放つ一本の竹がありました。


見ると三寸(10センチ)ほどの人が、とても愛らしい様子で入っておりました。


翁は、私が朝夕に見る竹の中にいらっしゃるので…めぐり逢うことができました…と。 










ほんとうに …見れば足元にかわいらしいお花が咲いていました。


思わず焦点が合わないほど …いとをかし。









それは名も無き野草だからこそ …美しいのでしょうな。













まず …ひとつ見つけましたよ。








ここにも … かぐや姫?    いいえ 筍(たけのこ)です。









もう少し大きくなってから訪れるほうがよかったかな。


小ぶりかもしれないけれど、筍の生え方も~なんだか可愛いですね。










やわらかい~美味しい筍ですから、まだまだ採りに来れます。


いろいろな調理法で食卓を楽しませてくれますから。








竹やぶ …風が吹くたび  からから…と、竹が触れ合う乾いた音が心地よいです。


幽玄な世界観、先日の満月も  真夜中のここでは時間が停止したように感じます。









竹の根元は …こうした形なんです。


細く延びた無数の地下茎が幾重にも張り巡らせて…竹やぶの土地は地震にも強いといいますね。









筍を探しながら …歩き続けていると、独特の空間に気持ちが落ち着きますね。










もう少し手入れしないといけませんね(反省)。


季節の実りは嬉しいです。

















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