第43回東京モーターショー2013.
『The 43rd Tokyo Motor Show 2013』
久しぶりにモーターショーを見学して、クルマの祭典に相応しい華やかさを感じました。
入場者も多く、個人的には展示されているブースを全て見る暇もなかったが…
ただ、会場の雰囲気は良いので楽しめました。
撮影に関して、これまで真剣には撮りませんでしたが、ブログ用に実際にやると難しい。
人波の向こうからクルマをベストアングルで撮るのは超難題でした。
それでは胸の鼓動、あげていこう~か!! (クリック・マークプリーズ)
PORSCHE.
ドイツ南西部のシュツットガルトといえば、ストラトブール(仏アルザス地方)などの拠点までも1~2時間で移動できる交通の要所。
欧州では、ビジネスライクなクルマの使い方。
CEO自らがアウトバーンを走り国境線を越えて隣国まで移動するシーンなんて日常茶飯。
より速いクルマは、そうしたニーズに対しても必須条件を満たすでしょう。
世界のスポーツモデルから標的とされるカリスマ性が滲み出します。
まさしくポルシェを象徴するのは…911”シリーズ。
白い巡航ミサイルとでも形容すべき純粋なスポーツモデルを継承するのです。
クロノグラフのような、ポルシェの精密機械としての本性は、スピードのリビドーを裏切りません。
この会場で、私を魅了した一台は、世界で最も成功を収めているレーシングカー。
『ポルシェ911 GT3カップ』…黒を基調とするインパクトあるデカールも最高です。
そのルーツは1930年頃、技術者(科学者)フェルディナント・ポルシェ博士により設立されたデザイン事務所とも言われています。
魔性の技が重力を振り切る刹那!
初代911のデビュー以来50周年となる2013年、ポルシェ911ターボのラインナップも4種類となりました。
『911ターボSカブリオレ』 最高出力560ps(412kw)のフォース。
0 → 100km/h 加速タイム3,5秒、驚異の最高速度318km/h。
クールで、しかもポルシェらしさを具現化したままのシルエット。
後輪駆動でリアには水平対抗エンジンを搭載するお馴染みのポルシェ。
元来 … その重量配分は、リアホイールに過重をかけて驚くほどの直安と加速性能が虜にさせるポルシェフィール。
古典的とも言えるディメンションは、21世紀に於いても輝きを失いません。
まさに新たな気流を巻き起こしていく、時代のストリーマー決定版。
ノーマルでも世界最速級のハイパフォーマンスカー。
너무 고민하지 마세요.(韓)ノム コミンハジ マセヨ
『悩む必要なんてないんだ』
愛するPORSCHE”を選べる幸せ。
Audi(アウディ)誕生秘話
アウディ”とは後世の名前、元来の名は『ホルヒ』
ホルヒ(Horch )とは、ドイツ語で『耳を傾けて聞く』と言う意味”horchen”のことです。
かつて第二次世界大戦中まで存続していたドイツの自動車メーカーでした。
(現在の『アウディ』は、これをラテン語で読んだものです。)
ホルヒの優れた品質は、戦前のドイツを代表する最高級車ブランドでした。
エレガントなステーションワゴンでクルーズ
真紅のカラーリングが冴える。高速道路を巡航する英知の機体…颯爽登場。
『Audi RS 6 Avant 』
搭載するエンジンの真の力を発動するために。
1滴のガソリンから、より多くのパワーを抽出する技術TFSIⓇを最大に生かすことにより、破格の走行性能と秀逸な環境性能の両立を可能にします。
煌めくような風を纏ってハイウェイを疾駆する流麗なワゴン…美しい。
速さこそ正義、強さこそ美学 … そんなエゴイズムが許容されそう。
アウディに乗るステイタスを具現化している革新のセダンがあります。
Audi S8は、ラインアップされる車種の中で、豪快なパワーと静寂さを内包する驚くべきモデルです。
特筆すべきは、途方も無いスポーティーさまで身につけてしまっていること。
4,0TFSIが発生させる出力値520hp、最大トルクが650Nmを涼しげに発揮してしまうということ。
0-100km/h加速に4,1秒フラット、最高速度250km/h(欧州自主規制値)。
巨艦と呼べる重量級の本体を…戦闘機のように機敏に加速させるのです。
『Audi S8』
それは …スピードを風で奏でるライダー、奏者(走者)のための神器。
特有の音叉マークがエンブレムであるヤマハ…どこか孤高が似合います。
ヤマハといえば、エンジン・チューナー的なイメージがありますよね。
あの名車TOYOTA-2000GTのエンジンにも刻印があるほど。
ヤマハの技術を注ぎ込めば魔法のようなファインパワーが生まれる。
(ハリー君、まさに浜松のホグワーツ魔法学園?ではないでしょうか)
その超精密ヤマハ製エンジンやオートバイに魅せられた世代には …
現代のバイク需要の低下は寂しいこと。
密かに注目していたYAMAHAから リトル・スーパースポーツ見参!!
『R25 (アールツーファイブ)』
開発コンセプトは『毎日乗れるスーパーバイク』というではありませんか。
このイメージ、まさにMoto GPマシン『YZR-M1』を彷彿とさせるイメージでデザインされた匠の技。
リアステア … コーナーリングのヤマハが伝説から帰還したのでしょうか?。
現在の日本や欧州など先進国に於けるスポーツバイクのユーザーにはエントリーモデルとして活躍が期待されています。
カッコイイ! 綺麗すぎる! 速そう! の三拍子が揃ってます。
近年、市販のクォータークラス(250cc)は衰退の一途を辿っていました。
かつての輝かしい栄光は何処に消えてしまったのか…あのハイメカニズムは。
多くのライダーに、スポーツタイプで車検の無いクォーターの潜在的な需要はあるのです。
かつて歓迎された7,2psを発揮したゼロハンの再来かもしれない。
新感覚のモーターライド” EVのコンセプトモデルがありました。
パワーユニットは、『ヤマハ・スマートパワー・モジュール』のモノコック構造。
AT&MTモードを選択できる、蓄電池形式 リチウムイオンバッテリー搭載
操作性は従来のバイクそのもの…二つの個性を咲かせました。
ロードモデル『PES1』と、ダートランナー『PED1』
スクーターの利便性を向上させた次世代の回答は?スリーホイーラー。
これからの『パーソナルモビリティのフロンティア』構想を具現化するモデル。
LMW(リーニング・マルチ・ホイール)テクノロジーを応用したフロント2輪となる。
しかし二輪にある転倒というリスクを軽減するアイディアで新たなコミューター市場の開拓に乗り出しました。
単気筒エンジンを搭載、スポーティでありながらステディな走りの魅力。
より扱いやすさと安定感の向上、近未来に奏でる楽しさと美しいシルエットを描きました。
『TRICITY Concept (トリシティ コンセプト)』
言うなれば『人機一体感』からがもたらされるドライビングプレジャー。
ヤマハ・モーターサイクルから多様化した2輪、3輪、4輪というマルチホイール化が進化させた都市型パーソナルビークル。
ガソリンエンジン、EV、ハイブリッド、レンジエクステンダーといったパワーユニットを選択できる柔軟性が素晴らしいですね。
走る楽しさは勿論のこと、ハイレベルのライフサイクル環境インパクトを叶える最小化が追求されます。
しかも、ガソリンエンジン、EV、ハイブリッド、レンジエクステンダーといったパワーユニットを選択できる柔軟性が素晴らしいですね。
『MOTIV.(モティフ)』 遂に軽快な4輪車のコミューターまで登場です。
エコカーのスズキ? いいえ、業界最強のアスリート、スピード集団なのです。
画期的な二輪・四輪を送り出し、高度な技術開発は世界一級規格のメーカー。
公道オーバー200マイル世界最速のオートバイ『隼』がバンクを疾走する!。
パイクスピーク仕様の『エスクード』と豪腕モンスター田嶋選手の戦いも凄まじい記録。
鈴鹿耐久レースでの挑戦も熱い歴史を知らなきゃいけない。
遊びゴコロ発見!!
アグレッシブな愉しみ方、実用性から飛び出したツールとして貴女を待っていますよ。
『HUSTLER(ハスラー)』
キュートなフェイスの万能選手は、楽しむフィロソフィーを知っている。
ゲレンデにも似合い、海辺をコーラル・ステージに変えちゃうんだ。
エクステリアは … もしかするとラン○ルや○ンジローバーにも負けてないよ
スモールカーの経済性を満喫できて、ハイウェイも得意科目なんだよね。
広くて快適な室内空間でリラックス。
フェミニンなハイゲージのドレスから~ニットスタイルまで似合いそう。
きょうは郊外のレストランまで … ショートトリップはいかが。
SUZUKI GREEN TECHNOLOGY.
実は国産小型クロカン4WDにおいての老舗がSUZUKIです。
360㏄時代から林道サイズの先駆け『ジムニー』、本格派の『エスクード』
『SX4』などで培った技術の集大成として開発された次世代の4WDシステム採用が映し出すフューチャー。
スズキSUVが洗練してきたデザインエッセンスは継承され、都市生活に相応しい静寂性など総合力とディティールは最高です。
コンセプトは、人間工学に基ずく技術。 そして優しい環境性能。
『iV-4』 力強いフロントフェイス、市販車としての完成度も抜群です。
大衆の機知を掴み、世界基準のハイクオリティーを制するTOYOTA。
いつの間にか … 80点主義から 120点主義へ昇華したクルマたち。
『直感で通じ合えるクルマ』 … フィジカルにもメンタルにもリンクする。
未来の『愛車』 … そんな?イメージを具現化した夢のコンセプトカー。
自動車技術も進歩した近未来世界でも、決して人とクルマは乖離しない。
まるで?ソーラーカーみたい。 パワーは太陽じゃなく、夢から供給されそう。
『TOYOTA FV2』 次世代ビークルは自由形で街を泳ぐ…
TOYOTAの技術や実力は凄まじいところがありますが、意外と表面に現さずに快適さやエコノミー、安全をイメージとして展開しています。
戦”だけではない、真摯な安全”の神話を造れる
どこか”孫子の兵法”を極めたような知的集団といえます。
単にクルマに限らず、理想的な企業としてカイゼン…進化を続けるTOYOTA。
まさに我が国自動車界における『軍師官兵衛』なのでありましょうか。
『TS030 HYBRID』 まさにサーキットをラボラトリーにする。
『彼を知り己を知れば百戦して殆うからず』
近年、アウディのグリルデザインに影響されたのか、揶揄する評論家の声…。
そんな意見も…いつの間にかドラスティックなまでに吸収したのか?。
アンベールは東京モーターショー2013にて、革新の機体は2014年にロードへと降臨します。
この意匠には大胆なスピンドルグリル採用によるLEXUSクーペの新たなスタイル。
新型スポーツクーペ 『LEXUS RC300h』
技術の向こうに昇華するシナジー 相乗効果に期待しましょう。
単なる高品質から、BMWやメルセデスの様な高級カテゴリーに進出し始め。
LEXUSシリーズの展開するモデルの中でも最も野心的なクルマでしょう。
超弩級のパワーエリートそのものでありながら、提供される乗り手に対する懐の深さも世界有数のスポーツカー。
1LR-GEU型は、10気筒 4,8リッターが発生する570ps相当のパワー。
純白の機体が戦慄の速さを証明するように佇んでいました。
『LEXUS LFA. (LFA10型)』
いまやアニメのキャラクターイメージまでもTOYOTAの世界を広げています。
頭文字Dな拓海くん86”やZIONIC TOYOTA”では少佐の専用機体が提供されたり … 身近なトヨタは~いい感じ。
ドラエもん … どこでもドア 皆さん愉しんでいますね。
その先にあるのは幸せな未来です。
Wish you be always filled with happiness.
Bayerische Motoren Werke(バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ)
つまり、『バイエルン地方にあるエンジン工場』を意味します。
20世紀 … 1913年のこと、ドイツのバイエルンに設立された航空機用エンジン企業。
同じくバイエルンに所在する機体メーカー『オットー社』と提携し、1916年にはバイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ有限会社と改称。
いつしか『BMW』と社名も変わっていった誕生の1917年でしょうか。
後輪駆動を堅持してきたBMW流儀にも新しい風は吹いていきます。
BMWでは、初となる前輪駆動FFレイアウトを持ったマルチパーパスビークル。
小型車では普及するFFのパッケージングを採用するとは。
BMW流は?どのような乗り味でしょうか。 好感のもてる仕上がりは現実的。
『BMW コンセプト アクティブ ツアラー アウトドア』
やはり受け継がれるフロント・デザインの特徴『キドニー・グリル』
キドニー”とは人体の腎臓のことですけれど(左右に二つあるでしょう)。
新技術を発表する時、素晴らしく秀麗でダイナミックなプロポーションを纏うことは必然。
そんな意味では日本のクルマ(EV”やハイブリッド”)は地味すぎて惜しい。
視覚的に影響を与えられ納得させられる … 衝撃的ですらあります。
軽量化のためシャシーはアルミ合金、新素材カーボン製のボディという徹底ぶり。
ドイツ車の中でも精緻な機構と、常に革新的な技術を世に送り出してきた同社の試み。
革命のハイブリッド『ⅰ8』が静止状態であろうと放つ、感性をくすぐるデザイン。
BMWのパワーユニットは、ツインターボのガソリンエンジンに電気モーターで駆動させることでスムーズさと怒涛の出力特性を得ました。
現行技術を進化させたプラグイン・ハイブリッド・テクノロジーとの融合による手応えに矛盾はありません。
洗練されたインテリジェントは、近未来への夢に触れた感覚を共有してくれる。
こうしたモデルすらもビルダーとしてのBMWが … そつなく造り上げるのは感動的。
由緒あるドイツの精巧な機械仕掛け?、故障も許さない妥協なき製品製という実力の片鱗を見せ付けられました。
計算ずくのアプローチの向こうに、未来に到達する理想を失っていない血統の後継車でもあるのです。
スポーツカーに備わるべき資質、それは『美しさ』だと思います。
業界再編成の功罪?
オールドミニの雰囲気を漂わす~ミニも3代目が東京モーターショーでワールドプレミア。
エンジンのバリエーションを増やし、プレミアムコンパクトカーとして完成度を極め。
もはや英国じゃない『MINI』ですが…大ヒット。
Facebook、そしてTwitter…など情報の共有媒体が拡大した環境でのショー。
会場でも iPadなどタブレットまで持った来場者を見かけました。
次回からは、Augmented Reality、AR オーグメンテッド・リアリティも展示ブースに拡張されることでしょう。
評論家の皆さんやクルマ関係雑誌などで情報を得た世代からは、観客も未来派になったと言えるでしょうか。
経済の低迷で、自動車(自家用車)に対する意識の変化、カー・シェアリングなど利用者にも新しい運用の仕方が定着した中でのモーターショー。
一方では高級外国車のオーナーも増えていますからね。
蓋を開けてみれば、やんわりした展示規模ながら…クルマに興味をもって来場してくれた人の数で盛況。評論家先生の予想を裏切る好結果。
華やかなコンパニオン嬢たちも…連日かなり厳しいお仕事ながら充実したことでしょう。
日本経済と自動車の相対的な関係は深いですね。 まさに豊かさのバロメーター(古い表現)なのでしょう。
今後の社会や景気の先行きを掴みたい職種の人間達も視察?していたようです。
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