東京モーターショーといえば、大手の自動車メーカーばかりではなくクルマ関連の夢が凝縮されています。


その中でも超小型モビリティの出展がユニークなんです。




再発見しましょう!








日本自動車大学校(といえば、千葉県成田市に所在地がある専門学校ですね。)


広い敷地には専用サーキットまである楽しいクルマ文化の園。


略称はNATS NIHON AUTOMOBILE HIGH TECHNICAL SCHOOL )


自動車整備科・カスタマイズ科・モータースポーツ科・自動車研究科など4科で構成される。


未来の自動車産業界で一翼を担う若き優秀な人材を育成し、日本の自動車産業界発展に貢献、さらには世界でも通じる技術と能力を養い、若者たちの夢を叶え育むことを掲げています。



NATS EV Project”始動。



NATS  EV SPORTS  PROTOTYPE 02







自動車研究科の3D-CADコースの意欲作がエントリー。


生徒が設計開発する魅力。 ハイエンド3D-CAD『CATIA-V5』を駆使してデザインされた超小型モビリティ。


(ちなみにCAD”とは、コンピューターで製図を書くシステムのこと)




EV専用フレームの設計から、座席は前後のセンターシートレイアウト。


左右のホイールベース間にバッテリーを配置して重心を最適化。


バランスの良い低重心の車体は、想像以上のスポーティな走行を実現します。


最高出力~19ps    最高速度~約65km/h


航続距離~約50km   乗車定員は~2名









クルマ~ゴコロ?たっぷりの軽量オープン型ボディにはFRPを採用。


コンセプトはドライビングの楽しさとエコロジーを融合。未来を創造したデザイン。


大型で視認性の良い速度計が中央に配置されて、タッチ操作方式の灯火類と前後進切替スイッチ、電圧計、モーター温度計が配置されて機能的。


高価なリチウムバッテリーよりも比較的安価で繰り返し充電にも強い鉛バッテリー採用で低コスト化。


直列に6個(12V×6)のバッテリーをつないだ72V/55Ah仕様。



なかなか斬新なデザインですよね。

















この東京ビッグサイトの西4ホールでは、D Art(株)ディーアートのブースが。



ディーアート(本社・岐阜県関市)


デザイン アンド リラクゼイションズ(本社・兵庫県西宮市)


ユー・アイズ・デザイン(本社・神奈川県横浜市)などのデザイン会社3社がコラボ。


超小型モビリティをつくるため立ち上げたU'eyes Design


超小型モビリティ[D Face]のプロトタイプ







デュラックスのD-FACE登場。


普通のクルマの場合、乗り降りは横から行いますが、デュラックスの超小型モビリティは、フロント部分を持ち上げて乗り降りします。





全幅は軽自動車と殆ど変わりませんが、ノスタルジーと現代感覚を融合したスタイリング。


乗り降りがしやすいように考慮したフロントアクセスで狭い駐車場や雨の日の乗り降りも快適です。





(でも … これ、イタリアのイソ社が製造した懐かしいイセッタに似ていますよ?スタッフの皆さんのオマージュかな)



可愛いクルマですね。















水素エンジン車などもエントリーしています。




補充と供給用の機器も出展されています。


















ラディカル SR3SL.


ラディカル SR3SL』はフォード製2リッター直列4気筒ターボ搭載。


保安部品を付けて騒音・排ガス対策を施してある純レーシングカー。


公道走行を可能で、FRP製ボディを載せた車体重量は僅か795kg。


縦置きミドシップ・マウントのエンジンは最高出力240ps/5500rpm最大トルク34,7kgmを抽出する。


マニュアル6速シーケンシャル。 ダイレクトな接続感のドッグミッション”を採用して後輪を駆動します。







かつて同社の機体『SR8-LM』は、ドイツ・ニュルブルクリンク・サーキットで、市販車によるコース・レコード6分48秒を記録している実力者。



イギリスのラディカルから出展された意欲作は公道用車両。


価格は税別で1265万円を越え、サーキットを愉しむなら最適の選択でしょう。


(レーシングチューンされたポルシェよりも安いと勧められても…庶民には高嶺の花?)


軽量さによる鋭いコーナーリングが身上ですね。


0-100km/h加速は怒涛の3,4秒で、最高速のみ257km/hと控えめ。


最大の魅力は、サーキット走行のパフォーマンス以上に、公道でレーシング・ドライバー気分が味わえること。


休日は自走でサーキットまで行けて、生粋のレーシングパフォーマンスが嬉しいクルマ。















栃木県鹿沼市のイケヤフォーミュラ



製品イメージを具現化した秀麗な機体。


まさにレーシングマシン。







イケヤフォーミュラは、金属加工を軸にクルマに関する幅広い分野で製品開発・製造・販売を行なう技術志向の企業です。


彼らが発想の中心に据えるのは『操る楽しさ』というクルマの持つ本質です。


思い通りに操れるクルマは、より一層安全で快適なドライビングの基礎になると考えているそうです。


そんな楽しさを具現化するためにモータースポーツを始めとする様々なフィールドでの実践と自社一貫の機動力を活用し、常に新しい領域、新しい技術を視野に入れながら製品や特許技術の開発に取組むイケヤフォーミュラ。





















Looked like jewels.




宝石のように散りばめた高精度のパーツをご覧ください。


綺麗ですよね。










国内随一の品質が煌めくブレーキのakebono





ブレーキのキャリパーも芸術品の輝き!!









オートバイなどのブレーキローター … オブジェのようですね。









DENSO ブースにはクルマを支える最新の電装品がいっぱい。







TOYOTAのハイブリッド・プリウスも電子機器の集合体?。


いまやクルマは内燃機関 … というより、内電?機関になりましたね。








シンプルなカッティングシートで飾られたショーモデル。









こうした関連部品を知ることができるのもモーターショーの楽しみです。



全員が~脇役どころか主役ですっ!!




クルマに関係した様々な企業、そしてドライバーは価値を知って乗りたいですね。



奥深い自動車文化。   まだまだ続きますよ。
















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