SUZUKI GSX1100S KATANA.
オリジナルの塗装をベースに上品に仕上げられた…ドイツ人である『ハンス・ムート』の流麗なデザインの冴えは風を斬り裂く!
1980年9月のケルンショー(ドイツ)で衝撃のデビューを飾りました。
特有のメーターと、非対称にレイアウトされたレブカウンター
ウインカーもシンプルにまとめています。
流用の足回り、オイルクーラーなど細部までリファインされたカスタム・カタナ。
サブフレーム、オーリンズのサスは秀逸。
ブレーキ強化、フロントの19インチホイールを廃してワイドタイヤを装着したことで全体のボリューム感と安定性を獲得しています。
STDのエンジンが持つ素性の良さを引き出すべく、FCRのキャブやマフラーで美しくまとめられた一台。
このKATANAオーナーのセンスが光る逸品が…ここにある。
(世紀を超えても、カタナ…は忘れられない特別なバイクですね)
SUZUKIのKATANA特有の意匠は健在。
かつては…刀狩り…と言われたほど、国内仕様の750は、無粋なバーハンドルをセパハンに改造してオリジナルのスタイルを得ようとすれば違法改造で検挙。
逆輸入された1100のオーナーは、ライダー羨望の的でしたね。
私もリッタークラス初体験は、静岡で同型のKATANAのビリオンシート(後席)からでした。
大きかったな…カタナ
このデザインあればこそのバイク…稀有の存在かもしれませんね。
排気量も250、400、750、1100ccなどのバリエーションも増殖しながら愛された機体でしょう。
(GS650G…はシャフトドライブながら直系のシルエットを受け継いでいます。)
上記はデザインも受け継がれていました(ネーミングだけの125もあり)。
ゼロハンのGAGをカタナに似せたり、スクーターや某社にはポケバイまでそっくりさんも。
2000年には、ファイナルエディションとして復活の名刀も…限定1100台。
いつも気になるカタナでしたが、遂にオーナーにはなれず。
ガレージに…これほどの宝石があれば、チューニングも楽しいでしょうね。
私ならSUZUKIの油冷エンジンに換装してみたいです。
少年の憧憬…夏の日のKATANA.
KAWASAKI 900Z1.
こちらも美麗なカスタムマシン。
タンクの火の玉カラーを蒼穹のようなブルーに塗り替えた魅惑の一台。
基本のシルエットは、スタンダードが放つ懐かしいストリートの風を纏う…
メッシュのステンホースやブレーキも現代のテイストで見事に洗練され、細部まで抜かりなし。
KAWASAKIとくればニンジャ900が最高ですが。 Z1の存在なしには語れません。
どうか…この名車たちの輝きが永遠でありますように。
ソフスティケートされた鋼の駿馬が解き放たれた時代は過去などではない。
いまでも…どこかの街で疾走しているのでしょうか。
GOD SPEED.