上野といえば、動物園のすぐ近くには、明治の文豪『森鷗外』の居住跡があります。
水月ホテル『鷗外荘』さんの敷地内には、なんと森鴎外の住居跡が保存されています。
その場所で、彼は名作『舞姫』を執筆したというのですから…。
ほとんど史跡ですね(こうした活用があるとは鋭い!)。
森鷗外といえば、まさに明治の巨匠、大文豪のひとりであります。
頃は幕末、文久(ぶんきゅう)2年1月19日、いわみのくに…石見国(島根県)津和野横堀にて生まれ。
本名は林太郎。 津和野藩の御典医である父の静泰と母の峰子から誕生したのです。
彼は、幼少より学業の成績優秀、神童(ウンダーキンド)と呼ばれて育ちます。
東大医学部は19歳と8ヶ月で卒業。 そして陸軍軍医となりますと、ドイツ留学で才能に磨きをかけます。
欧州からの帰国した彼は前途洋々の28歳!。
海軍中将である男爵、赤松則良様の長女登志子さんとの婚礼で、上野の花園町にあった赤松家の持家を住まいとします。
あの名作…『舞姫』、『うたかたの記』、『於母影』といった文学作品を執筆したマエストロ
森鷗外
それにしても意外や意外な事実。
こちらのホテルでは、森鷗外が『舞姫』の執筆をした部屋を『舞姫の間』としておられます。
明治の文豪を偲び、素敵なお食事処や宴会場などで会食はいかがでしょう。
庭園の樹木も、樹齢300年にもなる榧の木などもあり、鷗外の見つめた四季
の移ろいや暮らしを追体験するなんていいですね。
私も自分の下手な日本語を修正したい。
(2002年には玄関まで復元されてるそうですから。)
一度は泊まってみたい温泉宿でした…。