ナチュラルな夏シリーズ②
何かが…登ってきました。 ああっコレは!!セミの幼虫。
蝉って~カメムシ目の半翅目で頸吻亜目セミ上科となります昆虫なのですね。
アブラゼミは、地中で6年間も暮らしています。
羽化を行うために~終齢幼虫が地上へ出ると早速~樹木に登り始めます。
成虫が産卵した樹木の下で育っているのでしょう。
いまが一番セミの無防備な状態で、夕闇から日没後に這い出てくるのでしょう。
(あんまり光で照らしていると羽化し始めませんから、観察は暗くして…)
いよいよ羽化します。
殻の背中がパックリ割れて、白い身体がゆっくりと出てきます。
すごく神秘的…素早く撮影しては消灯して、次の変化を待ちながら…
この周囲だけでも数匹が羽化の最中です。 夏真っ盛りですね。
あっという間に逆さ吊り~落ちたりしないか心配になります。
脈?に体液を送り込んで~縮んで小さく見える翅を伸ばしてゆきます。
戻ってくると~すんなりと羽が伸びていました。
これは~もう立派な成虫の姿ですね。
接近してUPで一枚。 この状態では、ほぼ無反応。
まだ外骨格の固まりが不十分ですから~そっとしておかないと。
こちらは、別の木で先行して羽化していたセミの成虫…もう明け方近い。
成虫になると寿命が短いセミの一生。
涼しい朝の木立で、オスならば~精一杯に鳴くことでしょう。
頑張ってね!