想像上の世界、誰も見たことがない…
荒涼とした山中に東照宮を建立したセンス?。
江戸時代も…この周辺は僅かな人口の過酷な土地だったといいます。
極彩色の世界ですね。 獏(ばく)でしょうか、江戸時代でも親しまれる霊獣。
あらゆる表現で描かれる信仰の集約空間…ここはまるでディズニーランドのような…
吽形の狛犬なのです…。 (うん)
木鼻(きばな)ですね… 中国からの技術、木端の貫の構造が、鎌倉時代以降に発達しました。
象、獅子、獏 などがあります。 構造が強くなります。
意匠の美観が装飾的ですね。
静かな杉木立の中で… 鮮やかな建築の妙技。 不思議な感覚に…
三神庫 上神庫、中神庫、下神庫。 それを総称し三神庫と呼びます。 内部には、春秋渡御祭『百物揃千人武者行列』で使用される馬具や装束類が収められ 上神庫の屋根下には『想像の象』(狩野探幽の絵)という大きな絵が…。 写真がなくてごめんなさい。 | ||
苔生す…燈籠群…。
神厩舎(しんきゅうしゃ)…。
御神馬をつないでおく厩(うまや)。
これは、ずっと昔から猿は馬を守ってくれるというところから。
長押上には猿の彫刻は八面にあります。 人間の一生を風刺して描きます。
有名な…『見ざる・言わざる・聞かざる』という~三猿の彫刻があります。
一説には、三猿(さんさる)は… 子供の姿だともいいます。
大人世界のことには~見ざる~言わざる~聞かざる。
人間の慎みと、幼い頃からの礼節を表すのかも…
昔の中国では、子供が生まれたら~最初は玉(ぎょく)のように美しく磨き上げなさいと教えました。
生まれたては穢さず、綺麗に成長を願う。 磨き上げた玉には埃も汚れも付着しません。
すぐ汚れは落ちます(大切な子供を幼い頃から大人の穢れで汚さないように)。
情けない親たちは、呆れたことに~幼い頃から世俗の穢れで染めれば~強くなれるなどと子育てを軽く見て失敗しています。
たまに子供に…飲酒や喫煙をさせて得意がる若い親や、汚い言葉を使い悪影響の大人もいます。
どんなに学校で教育しても、そうした育て方のお子さんは正しく成長しません。
ご両親の教育方針に関係なく~人間は幼少の体験が大きく影響します。
子育ては難しいことですが、まず御自身がキチンとした人間でなければ…。
過大な期待や間違いを自慢し合う前に、我が子の行く末を心配してください。
どんな環境でも…心ある人間性が大切です。
三猿の逸話は、そうした尊い願いが込められているのです。
人間の人生の様々な場面のようで…深い表現です。
でも~やっぱり動物キャラ。 ユーモラス(笑)。
つづきます
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