ある日、朝礼にて読んだ冊子の
今日のテーマが
「後でいいか(先送り)」だった日。
読んだ後の会話。
佐:←佐田先生
ス:←スタッフ
佐:俺も散らかってても気にならんから、
ついつい片付けを先送りしてしまうんよなぁ
ス:私は逆に、出しっぱなしが気になるので、
つい片付けたくなるんですよね。
とは言っても疲れてると、
もうシンクの洗い物、明日にしよう…ってなりますけどね。
佐:俺は洗い物だけは、
絶対すぐ洗わんと気が済まんねん!
洗わずに置いておくと、よそにいる虫(G)が、
うちに来れば食べ物があるって学習して
集まるんじゃないかと思うと怖い!!
ス:でもモノは片付けなくても、
気にならないんですか?
佐:モノは腐敗しないし、
虫が来ないから気にならない。
ス:片付けないのも、
片付けないと気が済まないのも、
「快・不快」じゃないですかね?
片付けが不快(めんどう)ならしないし、
片付けが快(スッキリする)ならするし…
佐:俺は昔から、何かしているとき、
別のことすると親から怒られてな、
ごはんの途中に、
目についたものふっと片付けたら、
「今そんなことしなくていいでしょ!」
って、何度も何度も 怒られたから、
トラウマになってる。
そしたら、自分から片付けしなくなるんよ。
ス:じゃあ、「やらないこと」で怒られたのは
トラウマにはならなかったんですか?
宿題しなくて怒られたりとか。
佐:それは怒られても右から左で、聞いてなかったなぁ。
俺、好きな教科以外の宿題しなかったもん。
ス:えっ!
なんでそれはトラウマにならなかったんですか?!
佐: あのね、人は
「したこと」を否定されると
トラウマになって、
何もしなくなっていくの!
「しなかったこと」を怒られても、
そこまでショックを受けないんだけどね。
行動できない人って、だいたいそう。
ス:な、なるほど。
何げない会話の中で、
スタッフ(私)が目からウロコだったのは…
自発的に「したこと」を否定されるのは、
こんなにも行動に
影響を与えるということ!
「しなかったこと」の否定とは、
天と地ほど違うということ…。
これは教育において
重要なことだと思いました。
よく「褒めて伸ばすのがいい」と言いわれますが、
「叱る(怒る)」の中で、とりわけ良くないのが
「(本人が自発的に・よかれと思って)したことを、否定する」
…ことかなと。
それが後に「自発的に行動しなくなる」
ことへつながるんですね。
これが度重なると、
言われたことしかしないようになり、
失敗して否定されても責任は自分になく、
“指示・命令した人の責任だ”
と考える受動的な人間ができあがるかもしれません。
ちなみに受動的な生き方になってしまうことには
恐ろしい側面があります。
自分で自分の人生を切り開けず、
流されていく人生に繋がりかねないのです。
もし、年配の人に席を譲ろうとしたとき、
「自分はそんな年寄りじゃない!」
と相手が怒ったとします。
すると、こんなイヤな思いをするくらいなら
「もう席なんか譲らない」
となるでしょう。
子どもの頃ならなおさら、後の考え方・行動に
影響を与えると思います。
人が「(自発的に・よかれと思って)したこと」を否定するのは、
モチベーションを下げ、
行為・行動自体をしなくなっていくことにつながります。
逆に自発的な言動を、
些細なことからしっかりと褒めていけば、
どんどんその言動が奨励されていくのでしょう。
「人を育てる」というのは、
そういうことなのだと思いました(^^)
― 書籍 ―
佐田弘幸の本 【幸せになれるマイナス思考】 総合法令出版
プラス思考を学んでも、何となくうまくいかない。
そんな人にお届けしたい内容です。
― MENU ―
★カウンセリング / ★ 瞑想 大阪クラス / ★ 瞑想 Web講座
カウンセラー養成講座 / 書籍
商品 → 瞑想CD、瞑想マシン・ボイジャーエクセル等