それに答えた内容を一部抜粋してここへお知らせします。
池田小学校の無差別殺人犯の詫間守曰く、
「世の中は不平等だから、自分は世の中に仕返しする権利がある」
その背後には、
「世の中は平等、そうあるべし」
という幻想が…
この幼稚な幻想を本気で信じ、さらにその背後には
「不運な自分は、世の中から平等に扱われていない。理不尽である」
と立腹している心理が見られます。
それは、問題を起こす人、不幸な人に多い心理ですね。
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私たちはニュースなどで、
他人に迷惑をかける身勝手で幼稚な犯罪者が、
「社会は不平等である！」
そう語っているのを見聞きすることがあります。
彼らは人間の尊厳レベルでの平等を、
個人レベルに拡大解釈しているのでしょう。
ざっくり極論を言うと、
そもそも我々日本人でも、皇室と平民がいる。
法律も違う。
つまり「生まれ」によって、保護の厚みが違う。
その事実は、「平等」という思想の適応範囲を考えさせられます。
さらに我々は
・生まれつき親が金持ち
・容姿端麗で異性にモテる
・生まれつき頭がいい
・親が権力者なので警察に顔が利き、小さな問題はもみ消してくれる
などという現実を知っている。
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芋掘りに行っても、同じ大きさの芋を全員が掘り出せるわけではなし。
よーいドン！で一斉に走ったとして、
ゴールでは全員が仲良く手をつないで、
同時にゴールができる社会でもなっしー。
理想という
「尊厳における平等」と、
実社会という
「現実における平等」
とを取り違えていると、
「世の中は平等」の思想は、
いつのまにやら、利己的な権利意識にすり替わっていきますね。
いや、ほとんと。
「世の中は、昔に学校で習ったように
【自分も他人とを同列に幸せ】という平等であるべし」
…という「幸せ権利」の所持幻想。
権利意識が根底にあるからこそ、
うまくいかない場合には、「世の中は不平等」と認知がひずむ。
だから「社会は悪い」
…と思い込む。
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さらに教育によって、権利主義が固着していると、
「自分を幸せにしない社会を恨む権利がある」
という、いびつな思いにスポットが当たり、
それは、雪だるまのように転がり始める。
なので、
「自分を不平等に取り扱った社会」
に対し、
「攻撃しても良い」
と、
拡大解釈もする。
自信への洗脳は、他人からすり込まれた思想とは違い、なかなか解けない。
いい迷惑！クソヤロー！と言いたくなるね～、いやほんと。
私はカウンセリングのとき、キッカケがあれば、次のように言うときがあります。
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学校では、理想として「尊厳の平等」と言われています。
現実の実社会では、皆が平等ではありません。
国家は最低限の生活は約束してくれますが世界は平等ではありません。
残念ですが、他の人が幸せの絶頂のときに、
あなただけ一時の不幸に襲われるかも知れません。
なぜなら、世の中は平等ではないからです。
「なぜ、自分だけ…」そう思えば、
感情的になって腹を立てたり、悲しんだり、
悔しい思いをしたりすることもあるでしょう。
人間だから、当然です。
世の中、平等に作られていないので辛い思いもします。
成熟するとは、
その不幸と、どのように折り合いを付けるか、
その幅をいうのかも知れないですね。
しかしその後、どうなりたいかは個人が決める方向。
気持ちにおける幸不幸は、結論においては自分の選択の結果と思いますよ。
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と、考える種をまいておけば、
平等幻想に囚われる人も、多少は減るかな？
と淡い期待を抱いて語ります。
「平等幻想」をたどっていけば、平等教育から生まれ出ています。
時にその幻想は肥大化し、
その幻想の住処である「本人の運命」を乗っ取り、
制御できないモンスターになっていく。
この世界では、
能力も、容姿も、愛情も、お金も、運命さえも、
ほんとは平等でないことを、深い部分で知ることで、
「宇宙は、私にとって平等であるべし！」
「そう振る舞わなければ、私という神は、社会に罰を与えてやる！」
という「社会に依存している無自覚のゆがんだ発想」から
抜け出るキッカケを掴めるのではないかなぁと。
さあ、ほんとの意味で、世界を作ろう！
※ 瞑想とゼロ思考のWEB講座の掲示板より転記と校正をしました。
WEB講座の募集を始めました。