朧月冷たい窓を少し開けたら月の香りを呼び込みましょう。星々が弾ける微かな音と野良猫のため息が交差して心の奥へと聴こえてきたら私の口元は曖昧にほころぶでしょう。あなたを宿すあの月へ触れるまで指先でおぼろ雲を辿りゆき、瞬きよりも静かな溜息を一つ吐いたら今宵も夢に沈みましょう。