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孤立死ゼロのブログ

孤立死防止についての情報を発信

前回からのセルフ・ネグレクトについて書きます。地域包括支援センターの実態調査では、孤立死の事例から15項目に焦点を当てて調査結果が出ています。以下に項目を紹介します。

・入浴、身体の保清がなされていない
・汚れた衣服を着用
・失禁の放置
・ペット、大量発生したネズミや害虫 の放置
・家屋内に悪臭
・家屋内に食べ物、ゴミ、排泄物が放置
・家屋の著しい老朽化
・近隣住民とのトラブル
・他者との関わり拒否
・閉じこもり状態
・疾患のコントロールがなされていない
・必要な保険や福祉サービスの拒否
・必要な治療やケアの拒否
・金銭の管理ができない
・家賃や公共料金の未払い

とくに顕著なのは、他者との関わり拒否(58.6%)、閉じこもり状態(53.6%)、必要な保険や福祉サービスの拒否(50.1%)で、あてはまるorややあてはまると答えた事例が50%を超えています。すなわち、孤立死事例の半分以上が、他者との関わり拒否、または閉じこもり状態、必要な保険や福祉サービスの拒否をしていた、という結果であったということです。言い変えれば、他者との関わり拒否をしている方、閉じこもり状態の方、必要な保険や福祉サービスの拒否をしている方は、危険信号が出ています。今ならまだ間に合います。周りの方々が気づいてあげられるのと、そうでない場合とでは、結果があまりにも違うのです。