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胸膜中皮腫を患い抗ガン剤投与4クール。
現在5クール治療中のやすぼんでございます。
気の向くままに闘病生活を綴ります。
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去る11月25日にいずみの会事務所にて開催された勉強会。
その報告第1弾。
「治るための心づくり・体づくり」
~ 生還者(ガンサバイバー)に学んで自分なりの治る人に変わろう! ~
§ プロローグ
・「治らない病気はない、治らない人がいる」
・三つの物差し
§ 治るための体とは?
◇ 野生動物に学ぶ
野生動物に病院はない。
野生の動物に治療が必要とすれば、人間が介在した場合。
環境破壊…ペット…家畜。
人間も野生の体を取り戻したら健康になれる?
人間は本能とは別の高度な脳を持っている。
文明化によって個体差、個人差の幅が拡がってしまった。
◇ センテナリアン(百寿者)に学ぶ
同じ遺伝子を持つ双子を調査したら、長生きを決めるのは後天的因子が75%。
センテナリアンは慢性炎症が少ない生活をしている。
・食事…イタリアの地中海食、日本の和食。
・運動…微小血管の血流を促進し、炎症の原因物質を排出。
・心の持ちよう:満足感…生き甲斐の満足感ならいいが、欲求型は逆効果。
◇ 睡眠の重要性
睡眠は体にとって、傷付いた細胞や遺伝子を修復する時間。それから免疫機能を回復する時間。
睡眠はガン患者からは、食事や運動などと比べて注目されていない項目のようである。
しかしセミナーなどで会ったガン患者と話してみると、発症前の生活の中で睡眠が十分に取れてなかったという声が少なからず聞かれる。
少し話が逸れるが、突然死、過労死というものがある。
アレは決して体の弱い人の話ではない。
実は睡眠を取らずに頑張り過ぎた結果、招いたことのようである。
◇ 文明が高度化する前の時代に学ぶ
伝統的な生活を続けている先住民族のガン発生率は極端に低い。
農業と定住が文明の発祥とされ、それ以降に病気が増えている。コメや小麦を食べるようになって、炭水化物を効率的に摂取できるようになった。炭水化物の過剰摂取により血糖値が高い状態に維持されると、慢性炎症の元となる。
運動は新陳代謝や血流・体液の循環、老廃物・炎症物質の排泄を促進する。また脳細胞の成長を促す。
睡眠不足と脳の酷使は、炭水化物・糖を欲しがる体にする。さらに免疫機能の混乱、脳の情報処理↓、ストレスホルモン↑。
◇ 栄養障害と悪液質
ガン患者の死因の約8割が、ガンではなく感染症で亡くなっている。
感染症を引き起こす免疫機能の低下は栄養障害による。
この栄養障害の原因を調べたところ、ガンの進行によるのは17.6%、残りの82.4%は不適切な栄養管理であった(藤田保健衛生大学病院 東口高志先生)。
過剰治療、不適切な食事療法で栄養障害が進むと、病気の進行、回復力の低下という負のスパイラルから抜け出せない。
→悪液質
◇ 現代医学は病気の物差し
健康状態は病院の検査だけではわからない。
病院の検査は病気を測る検査だから。
→病気の物差し
体全体のことを見るのは、伝統的な医学である東洋医学(漢方)。もしくは自分で自分の体の声を聞いて判断する。
→元気の物差し
◇ 東洋医学のアプローチ
東洋医学の視点では、体のバランスが整っている状態を本来の健康な状態と捉え、病気の原因を体のバランスが崩れたことにあると解釈する。
そこで体に余分なものがあるのか、本来必要なものが足りないのかを見定めて、引き算するか足し算するか、もしくはその両方で体全体のバランスを整える。
◇ 現代の健康法は引き算
余分なもの、例えばストレス。食べ過ぎ、飲み過ぎ。
体の冷え。これには体質によるものと、労働・生活環境から受けるものとがある。
現代社会においては、足りないことが問題になるよりも、余分なことが問題になる場面が圧倒的に多い。
だから健康法といえば、余分なものに対しての引き算が多くなる。
引き算の健康法には即効性がある。
◇ 引き算?足し算?
例えばガン患者に対して体内毒素の解毒=デトックスを勧める人がいる。解毒と聞けば余分なものを出す、つまり引き算のイメージが先行する。
食事の不摂生が原因で体に余分なものが、老廃物が溜まったのならば、食養生や断食や排出などの引き算が解毒手段となる。
ところが、栄養不足や内臓機能の低下が原因で体に余分なものが溜まったガン患者に同じことをやったらどうなるか?
低下している内臓機能は回復できず、解毒も進まない。下手をすれば、命に関わる事態を招くことになる。
この場合に必要なのは内臓機能の回復、その回復のための栄養を摂り入れることであって、足し算が正解となる。
食養生を実践するならば、このように体のバランスに気を配って行えば良い。
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