それは4月1日の事でした
私服でバスに乗ってきたのは
ミキちゃんです
「あれ?今日はヘソ出さんの?」
実は数日前にヘソ出しルックで
街で見かけてました
「うん、フツー」
次の利用者さんが乗ってきた時
後ろを振り向くと
まつ毛になんかしてる彼女
「ゾンビみたいに目ぇむいてるで」
「うるさいな!化粧してるんとしてないんと、どっちが可愛い?」
「どっちでも…」
「どっちも可愛いって事?」
「そんなん一言も言うてない!」
「ん?あれ?エクステつけた?」
「髪?つけたで」
「いつや?」
「3月の終わりかな?」
「昨日まで3月やけど…」
「あ、確かに…一週間ぐらい前かな?」
「いきなり伸びてるから呪われたんかと思った」
「誰にやねん」
と、言いながら進むと
次の利用者さん搭乗です
「あら?今はお休み?」
「はい、そうです」
「こらこら、オレん時と随分態度違うな」
「そりゃそやろ」
「優しい子やよね」
すると後ろから老犬の肩をトントンと叩き
「ミキの事優しいって」
「今日はエイプリルフー「言うな💢」ル…」
「ねぇさん、この子「黙れ💢」」
その時、また次の利用者さん搭乗です
「おはよー」
「だからミキにもそんな挨拶してって!」
「ミキかてオレにはキツいがな」
「あ、ホンマや…気持ち分かったわ」
そんな1日の彼女でした
頑張って化粧して
ドコ行ったんでしょうか?