夕方4時、学校帰りのミキちゃんです
「どーした?こんな時間に家帰るんか?」
「帰るよ、ミキマジメやもん」
「いや、不真面目でも家には帰るやろ」
「遊びに行かんと真っ直ぐ帰るって事」
「あー…ってか、こんなイナカで遊ぶトコ探すんが難しいやろ」
とか言ってるウチに
次に乗って来たおバァさん
料金を手で受けますが
ポトリと落としてしまいました
「あー!ゴメンよー」
と言ってるウチに
ミキちゃんが拾ってくれました
「あぁ…ありがとう」
と言って彼女を見ると
手で口を押さえて笑ってるようです
「ナニわろとんねん」
「あーゴメンよー」
「あぁ…ありがとう」
「ミキにも言うたれや💢」
「ミキに言うたんやないかい!」
と、彼女を見ると目が真っ赤です
「あれ?目どした?」
「ん?可愛い?」
「いや、そうじゃなくて」
「ちっ」
「ち、言うな…赤いで?」
「あぁ、ミキ妖精の国から来たから」
「黄泉の国じゃないのか?」
「ち」
「だから、ちって言うな」
花粉症かコンタクトで傷めたのかは
知りませんが
ちょうどその時走ってる場所で
「そういや小学生の時、ココ走ってる時、電話で怒られてワンワン泣いてたよなぁ」
「おバァちゃんにな…」
「お父さんじゃなかったか?」
「おバァちゃんやったとおもう…」
「よぉ覚えとんな」
「痴呆やのになぁ」
「オレかい!」
と
笑っちゃいました