久々のJKM | ゼファオス~アラカンライダー~

ゼファオス~アラカンライダー~

ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

毎日交代で代わるシフト

その中でも一日2路線から3路線走りますが


最初と最後は同じ路線を2回走ります


夕方から雨が降ったその日は

最後にミキちゃんが乗る路線2往復でした


一度目往復して帰って来たら

駅の入り口階段で座ってた女子が

コチラに手を振ってる


誰か分からんけど

あんな恥ずかしげもなく手を振るのは

たぶんミキちゃんだろうと

手を振り返しておきました


朝もそうやけど、帰りも電車やな…


そう思って過ぎ去り

30分後に、2往復目の乗務


駅に着くと誰もいなくて

雨やしな…みんなもう帰ったろうな


と、ボーっとして

時計を見ると

時計のすぐ下にあるルームミラーに映る影


「のわっ!ビックリしたぁ!」

「ワハハ!心臓ドキドキした?」

「そーっと乗ってくんな!ケツから魂抜けたわ!」

「え?おナラしたん?」

「してないけど…血圧上がった」

「それはミキに会えて嬉しいって事やんな」

「なんで?」

「なんでってなんで?」

「あ…なんかめんどくさい…」

「それより、あんなトコ座ってたらパンツ見られるゾ」

「うわ!出た変態!見たん?」

「見えへんわ!そもそも履いてんか?」

「履いてるわ💢カルバンクラインのやつ」

「なんでやねん!しまむらでえぇやろ、ってか下にジャージはいとけよ」

「制服の下にジャージはいてったら先生にジャージ脱げって言われるねん」

「スカートじゃなくて?」

「スカート脱いでどうすんねん、やっぱ変態やわ」

「ジャージは履いてるテイで言うとんねん」

「でな、寒いんやからジャージ履いてナニが悪いん?って先生に言うたらオマエはえーわ、って言われてん、どう思う?」

「どうって…めんどくさいって思ったんちゃう?」

「それよりさぁ、今付き合ってる彼めっちゃカッコいいやん?」

「オレに似てる子やっけ」

「はぁ?💢」

「あ、違う子?」

「全っ然似てない!でも顔で好きって思うんってイヤやねん、みんな顔から入るって言うけど」

「フツーそうなんちゃうん?顔ってかビジュアルとか…それから趣味とか相性とかちゃう?」

「老犬さん好きな男優さんってどんな人?」

「ドラケン好きやで」(←名前が出ない)

「その人でイヤなトコある?」

「そんなもんプライベート知らんねんから分からんわ」

「あ、でもオバちゃんは、どんな良い人でもワキガはムリとか言うてた」

「えー!ワハハ!足臭いとかは大丈夫なん?え、老犬さん足臭い?」

「そりゃ夏とか仕事してたら臭くなるやろ」

「それは大丈夫なんや」

「泣きそうになってはんで」

「やめてー!チビる」

「みんなそうなるねん」


そんなこんな話しながら

降車地に着くと

「("‡№×¶∆」

と、謎の言葉を残し

バスを降りた後


雨に濡れながらまた戻ってきて

「韓国語でサヨナラってなんて言うん?」

「知らんよ、なんで韓国語?」

「ううん、バイバイ」


と、闇に消えて行きました


新しい彼って韓国人?