落ち度の見えない重大過失 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

マジメな話なんですけどね


そもそも

コミュニティバスというのは

少し過疎にいるお年寄り達に

少しでも出て欲しい


と、いうコンセプトがあるので

広い道ばかり走るって

ワケにもいかないようです


なので毎度

心臓の毛が全て生え変わるような(←生えるんかい)

ハラハラするような道を通ります



で、本当にマジメな話


ウチで一番新しい運転手は

あくまでウチでって話で


キャリアは一番長く

シッカリとバスの運転手で

長年無事故無違反のベテランです


そんな運転手のバスが

このような所に差し掛かりました



分かり易いように地図は逆さまです

細い急坂を下りて行って
国道を右折するコースです

右折する先は
緩いカーブになってます



なので

カーブの先はカーブミラー頼りとなります


ソコで右折の最中
右腹に勢いよく当たって来たのは

オーバーリッターのバイクです
茶化してなんかいられない
緊迫の事態となってます

県内トップの医療チームによって
やっと生命を取り留めた状態

当然、家族もお怒りです
バイクからしてみたら

目の前に突然
鉄の壁が出てきたようなモンですから

しかし
ドラレコを見ても
シッカリ安全確認して
カーブミラーにバイクは見えません

つまり
彼には、これといった過失は見当たりません

実は
この交差点
普段から怖い思いをみんなしてまして

住人からも信号機をつけて欲しいと
要望も絶えない場所なんです

あるのは


小さな注意書きと


ささやかな道路標示

ちょっと時間を計ってみました

カーブミラーが
見えた瞬間から



事故現場まで
時速50kmで8秒ぐらい

100km出てれば
単純に4秒前後

バスが停止線から道を防ぐまで
2〜3秒

車線に入るまで
4〜5秒

そりゃ当たるって話です


こんな話をすればまた
他人の事をアレコレ言わない方が良い
とか言われますが

これがバスじゃなく
小さな乗用車なら?
バイクなら?
歩行者なら?

結果は変わっていたでしょう

けど
バスだったので
マジメで安全が売りのこの運転手は

重大な過失責任に問われるでしょう

老犬は
バイク運転手の気持ちも解るし
どちらの立場になっても

明日は我が身と気を引き締めます