いつだったか忘れましたが
朝から雨だった日に
学校へ行くミキちゃんが乗ってきました
ソコソコの雨量だったので
頭からボタボタに濡れてます
乗ってきたら
いつものように運転席の後ろに座り
傘を立てかけました
「傘の使い方しらんのか?そんなびしょ濡れになって」
「遅れそうやから走って来たんやん!見てたやろ」
「見えるトコまで来たら待っといたるがな」
「見えんかったら?」
「デカいズータイになったんやから見えるやろ」
「ソレ、言い過ぎちゃうかな💢」
そう言いながら
傘の横にギターを立てかけました
「なにソレ?アコギ?」
「うん、エレキは難しいやろ?」
「ふ~ん、軽音部にでも入るんか?」
「いや、ちゃんと教わろうと思って」
「へー、あ、コカすなよ」
「コケへんわ!小学生やあるまいし…」
「いや、そやなくて」
「あぁ、ギター?ミキの事心配してくれてんかと思ったわ」
「ミキはコケとけ」
「だから言い過ぎちゃいますか💢」
「そうかな?あと、あんまり濡らしなや、陽に直接あてても良くないで」
「え?なんで?」
「ネック反ってくるから、弦もサビたらすぐ換えや」
「うん…てかさ~ギターよりミキの事心配したりや!こんな可愛いのに」
「そうかな?」
「ミキの可愛いの知ってる?」
「可愛いトコしか知らんで」
「え?マジ?なんか嬉しい」
「褒めたんやから、なんかくれ」
「なんや、そういう事か…ナニが欲しいん」
「ウソに決まってるやろ!」
「どこがウソなん?」
そう言われると
どう返事して良いか、分かりません