先週、夕方のバスに
学校帰りのミキちゃんが乗ってきました
手にはバラけた道着
乗って来ていきなり
「クラブやめてん」
「やめるとか言うてたな」
「またいつでも入れって言うてくれたし戻るかも分からへんけどな」
「それは休部じゃないのか?」
「でも退部の手続きしたから」
「ふ~ん…まぁ、今はオシャレの方が好きなんやし、いいんちゃう?」
「でも、なんか寂しい」
そう言ってシンミリと黙る彼女
そこはソッと何も言わないでおく
老犬と他の利用者一名
しかし
あまりにも長く黙ってるので
「大丈夫か?」
と、後部確認で後ろを見る時
彼女も見たら
「寝てんかい!」
「あービックリしたぁ、ミキ寝てたわ」
「おとなしいと思たわ」
「ミキ寝てんの見たん?」
「イスに座ってるテディベアみたいになってたで」

「アホの子みたいに口開けてんのは見た」
「うーわ、最悪…変態さんにパンツ見られた」
「いや、だからパンツ見えへんし、変態でもない」
「見えへん…見えたら見たやろ!」
「ん?それは分からんけど、見ようとする意識はない」
「怪しいわ」
「てか、なんでオレがオロオロせなアカンねん!」
「変態やから」
なんだか
だんだん自分が変態な気になってきました