カッパの詩暑い…人も虫も植物もアスファルトさえも冷えた水を欲しがってしまう悪魔の炎がごとくの暑さそんな地上に神々が与えてくれた雨雨に打たれて舞い上がる砂埃の匂い焼けたアスファルトから舞い上がる蒸気は風に流され地表を波のように流れるやがてその波は蒸気から水飛沫へと変わり私の頬をかすめて去ってゆくさて…カッパを忘れてきた私はどうやって帰ろうか…最初のカッパ黄桜なんの関係もございませんさらに実際帰る時間に雨は上がりました