それは夕方5時過ぎのバス
1分前方を走るバスに
駅で追いつくも
なかなか発車しない前のバス
後ろから中の様子を伺ってると
常連の利用者さんが
こんなジェスチャーなさってます
ナニしとんねん?
と思って待ってると
前のバスから降りてきて
老犬のバスに移ってきた外国籍の方々
たぶん
パパとドーターとグランマ(←勝手な想像)
なんで利用者さんが説明?
そう、前のバスの運転手は
英語はもちろん
日本語さえままならない人
たぶん他のバス停で
外人さんを乗せたけど
行き先分からず利用者さんに丸投げしやがったって事でしょう
とにかく
コチラのバスに乗り換えて
「Hello!」と言うので
「波浪!」と応える
すると無言で
こんな感じのスマホを見せる
これは自分のスマホなので見やすいですが
実際には小さく英語で書かれてます
「ん?どこ?」
たるんだ目をさらに細くして見ると
漢字発見!
が!
ナゼ中国語?
全く理解出来ずにいると
画面縮小してくれました
このキン○マ袋みたいな地形は
潮岬だと理解して
「桶!」
と言って出発です
他の利用者さんを次々降ろしながら
潮岬灯台で勢いよく唸る降車ボタン!
バスを停めると
その外人さんが降りるようです
時刻は17時半
想定外の事に動揺する老犬
とっさに出た言葉は
灯台行くの?
「ライトハウス?」
(右の家?)
「yah」
中には入れないと思うけど
「メイビーノーインサイド」
(たぶん中は空っぽ)
「?NOwoke」
外から写真撮るだけなら
「ア、イヤ、アウトサイドオブピクチャー桶」
(写真の外側は大丈夫)
しかし入館時間過ぎてるから
「バットタイムオーバー」
(悪い時間を越えた)
「?」
な顔して降りて行きました
次の最終便で
その家族は乗ってきませんでした
会社に聞いたら
フランス人家族が
タクシーでホテルに帰ったそうです
なるほど、
フランス語の地図だったのね
せめて解る言語で表示して欲しかった…