先輩！失敗しました！

こちらは、広島市南区の善通寺（浄土真宗本願寺派）のお知らせ「はぐくみ」のブログ版です。

善通寺は、どなたさまも温かく迎え入れる、みんなのお寺です。

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初めての方も、お気軽にどうぞ。

実は、⬇︎の話には続きが‥

善通寺に間違い電話がかかってきた

「ご住職さん、大学で仏教学を教えておられるんですってね？」

と言われたので、

「違います。」

と即答した。
本当に人違いなので

そうすると、

「何で嘘を言うんですか？

私、聞いたんですよ。」

と言われたので、

丁寧に間違い電話であるとお伝えして、電話を切った。

本当に違うから。

そこから、何度も何度も電話が続き、

話の内容から、⬆︎の記事で書いた、A寺に電話をされた人と同一人物であると確信した。

あ〰︎！先輩！

私も失敗しました

せっかく先輩が、最初が肝心と教えて下さっていたのに、私も最初の電話対応でミスりました

何で、住職が大学で仏教学を教えているか聞かれたのか。

それは、その人と知り合いか、また、知っていたらどんな人か教えて欲しい、という質問だったのでは

と推測する。

失敗した

電話は続く。

相談者

「先生に伝えて下さいましたか？」

私

「すみません。

仏教学の先生とは知り合いではないんです。」

というやり取りを、何日もすることになった

後日、先輩に、

「電話が減って助かった。

ありがと！」

と言われた。

よく眠れるようになったそうだ

人間は、相手の顔が見えない匿名性が守られる場面では、人が変わる。
ひどいことも、平気で言える。

相談者さんは、言いたいことを一方的に喋ったら、電話をすぐに切る。
こちらが一言でも喋ろうとすれば、すぐ切る。

電話を続けるという行為が、相談者さんにとっては、何か意味があることなのか？

意味なんて考えても仕方ない。

電話をするという行為が止められないなら、止められるまで続けるしかない。

しばらくすると、善通寺への電話はなくなった。

今は、どこのお寺に電話しているのだろうか？
それとも、もう満足したか？

そもそも、お寺は人間が運営するもので、人間である住職や僧侶には、他人を変える力はない。

助ける能力もないけど、あるのは力になりたいという気持ちだけ。

力があるのは、仏さまだけ。

愚痴しか言えない状態なら、言えばいい。

付き合うから。

全部吐き出すまで吐き出せばいいし、飽きるまで言えばいい。

ただ、お約束がある。
みんなのお寺だから、他の人の邪魔をしないこと。

他の人も相談したいって来られてるのに、ずっと僧侶を独占してもらうことはできないから、対応できない時もある。

無視したんじゃない。
貴重な時間と労力を使って、わざわざお寺に電話をして来られてるんだから嬉しい。

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