「緊急提言」
【コロナウィルス対策】マスクがない! 口腔ケアとお勧めうがい方法、歯科医が徹底解説
https://youtu.be/wTm4-gJxhBA
ひろみ「はい、夢デンタルチャンネル始まりまーす。」
大久保「夢デンタルチャンネルは、私、歯科医師大久保弘道が皆さんの歯を100歳まで長ーく
お守りするための大切な情報をお知らせする番組です。」
ひろみ「でも今日は歯の話じゃないのよね?」
大久保「はい、今日は緊急に話題を変えて大切なお話をします。
【コロナウィルス対策】マスクが手に入らない! そんな時の口腔ケアとお勧めうがい方
法」などなど、コロナウィルス対策を徹底解説します。
ひろみ「コロナウィルス、いよいよ街中でも感染する状況になってきましたよね。しかもマスク
したくてもマスクが売り切れで、まったく手に入らない! 私たちはどうやって予防し
たらいいんですか?」
大久保「まずね、コロナウィルスに関しては怯えすぎてもダメだし、油断してもダメ。 正しく
恐れて、正しく対応する必要がありますね。」
ひろみ「正しく恐れる、大事な事ですよね。 つい、パニックになちゃう」
大久保「はい、それを今日は解説しますね。」
ひろみ「新型コロナウィルスを正しく恐れるってどういうことなの?お話を聴かせて」
大久保「まずね、致死性のウィルスって恐れるほど危険性が高いものではないってことを冷静に受け止める必要があります。10年前に新型インフルエンザが流行した時も大パニックになったけれども、結局は普通のインフルエンザですよ。
今回の新型コロナウィルスも、普通の風よりは強力で肺炎を起こす患者さんも多いのは確かだけれど、若い健康な方が死んでしまうほどの凶悪なウィルスではない。 多くの方は少し重い風邪を引いた程度の症状です。 だからパニックになる必要は無い。
ひろみ「そうは言っても怖いよね」
大久保「人類は、常に新しい病気やウィルスと戦っているんです。そしてそれを自分の免疫力で克服してきたからこそ、現在生きのびているんです。 自分たちが持っている免疫力を信じてウィルスと戦うしかないんですね。」
ひろみ「具体的に予防方法で一番有効なのはどういう方法なの?」
大久保「今わかっている一番有効な方法は 手洗いです。 石鹸で良く手を洗う事。
手のひらだけでなく、指と指の間や、爪の間なども良く洗う必要があります。
こうやってね、指を一本ずつ洗うといいですね。
それから、手抜きにならないように、歌を歌いながら洗う方法もあります。
咲いたー咲いたーちゅりっぷの花がー って一曲歌うと約20秒です。
右手を入念に20秒 、左手を入念に20秒洗うとおおむねOKです。」
ひろみ「どんなタイミングで手洗いしたらいいの?」
大久保「外出から帰ったら手洗い。 食事の前と後に手洗い。 トイレの前と後に手洗い。
特にトイレは後だけでなく前にも手洗いが大事ですね。
不特定多数の方が触った手すりや、ドアノブを触った後にも手洗いが大切ですね。」
ひろみ「マスクは有効なの?」
大久保「マスクももちろん有効です。 自分がウィルスを持っているときは周りに広めないためのエチケットとして有効ですし、他人からもらわないためにも有効です。
でもマスクが有効なのは、実際の飛沫や、浮遊しているウィルスをマスクが防止してくれるという観点ではないんです。
ひとは無意識のうちに顔をこすったり、口や鼻を手で触ったりします。
他人を観察すると、かなり頻繁に口もとや鼻を触っています。
手に着いたウィルスを鼻や口に運んで感染してしまうのです。
マスクをしていると、自分の手で無意識に鼻や口を触るのを防止できます。これがマスクの一番の効果なのです。
だとすれば、マスクが入手できなくても、鼻や口を触る習慣をやめれば効果が期待できます。 そして鼻や口を触る前に手洗いです。」
ひろみ「なるほど、マスクがどうしても手に入らないときは怯えるのではなく、手で鼻や口を触らないようにすればいいのね。」
大久保「はい、それだけでもかなりの予防効果があります。」
ひろみ「うがいはどうなのかしら?」
大久保「うがいも有効ですね。鼻からも口からもウィルスは侵入するので、可能ならば鼻うがいがいいと思います。 鼻の中ものども全体を洗いたいものです。」
大久保「それから、歯磨きも感染防止に役立ちます。インフルエンザに関しての研究ですが、お口の中が汚い人は免疫力が弱く、インフルエンザに感染しやすい。 口腔ケアがちゃんとできている人は口の中やのどの免疫力が高く、ウィルスを撃退できるという報告があります。 歯磨きがインフルエンザウィルス撃退に効果あるのです。 口の中の免疫力が上がるという意味ではコロナウィルスに対しても効果が期待できます。」
ひろみ「他にも予防対策があるの」
大久保「はい、最も大切な事は、自分の免疫力が高い状態を保つことです。 そうすれば感染防止できるし、感染しても軽い症状で済みます。 これがウィルスに勝つという事です。
具体的には、適度な運動と、適切な休息、睡眠をとること、そして何よりも生野菜や果物を豊富に食べる事です。
生野菜に含まれるビタミンやファイトケミカルと呼ばれる物質は免疫力を高める効果が実証されています。野菜は生がいいんですよ。
ひろみ「ファイトケミカルって何?」
大久保「トマトに含まれるリコピンだとか、 ブルーベリーのアントシアニンとか、お茶のカテキンとかの成分です。 植物の色や香りの成分で、これまでの栄養素の中には分類されていない新しい栄養素ですね。加熱すると効果が低下するので、できるだけ生で野菜や果物をたくさん食べると免疫力アップしますよ。」
ひろみ「自分の免疫力を高めて、ウィルスを撃退するのね。」
大久保「結局はそれしかないんですよ。 今回の新型コロナウィルスはおそらくインフルエンザの大流行のようにたくさんの人が感染すると予想されます。
ほぼ全人類が一度は感染すると言っても過言ではないかもしれません。全員が感染して全員が免疫力を持ったら終息するのです。
人類はこうやって未知の病気とこれまで何百万年も戦って生き残ってきたのです。それが宿命だから逃げる事は出来ないんですよ。
乱暴な言い方をすれば、早く掛かって、早く治った人の方が気が楽ですよ。
もう少ししたら、一度かかって治った方、その方はもう免疫を獲得しているからうつらない筈です。その人が病人を看護するようになります。先に掛った人はもう安心ですから。
ひろみ「えー! 全人類が一度は掛かるの!? 怖いな―!」
大久保「皆さん子供の頃から、インフルエンザに掛かったり、水ぼうそうになったり、ヘルペスで発疹ができたり、いろいろな風邪に掛かって撃退してきたじゃないですか。
いろいろな病気がある中で、生き残ってきた、免疫力の高い人だけが現代に生きている人類なんです。だから皆さん自分の免疫量を信じて大丈夫ですよ!」
ひろみ「今日は緊急提言として、大久保先生に新型コロナウィルスの対策を聴きました。
怯えすぎず、正しく恐れるというお話でしたね。」
大久保「はい、マスクと手洗いで予防するというお話と、生野菜をたくさん食べて免疫力を上げるとのがポイントです。そして、遅かれ早かれ全人類一度は掛かるのだという覚悟が必要ですね。あまり恐れずに迎え撃ちましょう。一番の問題は 恐れるあまり患者が病院に殺到して、そこでさらに感染が広まることや、本当に重症な方が治療を受けられなくなる事態です。患者が街にあふれた場合は、軽症な患者は自宅で療養して自分で治すことになると思います。それでも驚かずにゆっくり休養して自力で治す。いろいろな薬も研究されていますが、結局はウィルスは自分の免疫力でやっつけるのです。」
ひろみ「今日は新型コロナウィルス対策のお話ありがとうございました。」
大久保「はい、次回はまたいつもの歯の健康についてお話しますね。」
今日のお話に関連する動画としては、お口の衛生を守るために定期健診が役に立つのかどうかっていう動画があります。こちらも参考にしてね。」
ひろみ「そして チャンネル登録お願いしまーす。」
大久保・ひろみ 「ではまた次の動画でお会いしましょう。バイバーイ」