私学の雄として世間から知られている"早慶"の一角、慶應義塾大学。
嫌でも入りたいという人はありとあらゆる学部を乱れ撃ちするということも考えられる、かくいう自分もそうであったが。
しかし、入試に受かった当初は浮かれていても入学後、地獄のカリキュラムで絶望の淵にいる学生もいれば、計画的な履修で遊び惚けている生徒もいる。無論、本人の力量次第でもあるのだが、そんな、慶應に入ってからも楽で卒業に苦労しない学部というものを格付けしてみようと思う。勿論私見塗れなので鵜呑みにはしないように。

<卒業が楽な学部ランキング>

1. 慶應義塾大学 "法学部政治学科"
現在は慶應義塾大学文系学部においてもっともカーストが高い?法学部の政治学科。
卒業までにとらなければならない単位数やその内容が同じ法学部である法律学科よりもかなり緩く、それでいてこの法学部とSFCにのみ設けられている"フェニックス制度"により実質留年をしないも同然なのだからそれはもうチート。
自分の友人の政治学科所属者の話を聞いている限り、ランキング二位の商学部とは割と差はあると思う。
また、法曹志望者(弁護士など)であっても法律学科より政治学科に入ったほうが良いと推す人が割と多かったためにその場合であっても、法律学科より政治学科のほうが優先度は高いものと思われる。

2. 慶應義塾大学 "商学部" (中国語選択を除く)
慶應義塾大学文系学部において経済学部の下のカーストに位置する商学部。
しかし、カリキュラムは経済学部よりも楽であり、楽勝学部と揶揄される程度には楽勝。
他学部設置科目も取れるため、楽単攻めも他の学部より小回りが利く。
ただし、微積分や統計学というような必修科目は数学の知識を必要とするため、私文専願の人など、数学アレルギーのある方はこの学部を避けたほうが良いかもしれない。
また、公認会計士志望者は経済学部よりもこちらの学部に入ったほうが良い。何故なら商学部はカリキュラムの多くが公認会計士の勉強科目と被っており、公認会計士の科目を勉強していればノー勉で単位をとれるものも多く存在するからである。


3. 慶應義塾大学 "文学部" (スペイン語選択を除く)
慶應義塾大学文系学部において商学部と同位に位置する文学部。
文学部は唯一二年から三田キャンパスで学ぶという特殊なカリキュラムになっている。
そういう点からも一年時で語学の授業を落とした瞬間留年という地獄に苛まれてしまうが、えぐいと話題のスペイン語選択以外ではそれもまた杞憂。
加えて二年に上がってしまえばゼミが始まるとはいえ大した苦労もなく卒業まで漕ぎ着けるため特に問題ないはず。(ただ二年からの学科選択?だかでえぐいものはあったはず...)


4. 慶應義塾大学 "法学部法律学科"
学内上位カーストの法学部、その法律学科が四位にランクイン。
まず政治学科より大幅に順位を落とした原因は卒業までに必要な単位の内容。
法曹志望でなければ正直面倒なものばかりだそうで(友人談)、フェニックス制度があれといえど政治学科との溝は大きい。
しかし法学部は法律も政治もゼミが無茶苦茶充実していて他学部生の自分から見ていても楽しそうではある。


4. 慶應義塾大学 "商学部" (中国語選択)
法学部法律学科と肩を並べるのが中国語選択の商学部。
付属校でも"商チャイと文スぺはえぐい"というものが定説となってしまっているようで教授ガチャもさながら授業内容やテストも中々えぐいので注意。
特にネイティブの先生に当たってしまった人は残念ながら悲しい結果で終わり...ですね...(苦痛という意味合いで)

4. 慶應義塾大学 "経済学部" 
慶應義塾大学の看板たる経済学部が法律学科や商チャイに肩を並べてランクイン。
1年から2年への進級条件は緩い、というより全学部で断トツで緩い....のだが、2年から3年に向けての進級条件がこれまた凶悪。
具体的な内容としては2年時のマクロ経済、ミクロ経済は地盤で既に難易度の高いものをはじめとしたものが、教授ガチャ要素も合わさって地獄と化し、落とした瞬間に来日(所謂キャンパス同士の往復)が確定する。
ちなみに経済学部の公認会計士志望の人は商学部生よりも優秀な塾生が多いせいか、商学部よりも合格率が高いとの噂ではあるが、商学部よりも卒業に必要となる単位の中に会計士試験科目を組みづらい。(人数では商学部>経済学部)

7.慶應義塾大学 "文学部" (スペイン語選択)
法律学科、商チャイ、経済学部より1ランク落ち、最下位なのがこの文スぺ。
ぶっちゃけ自分は文学部でないのでそこらへんどうランク付けをするか完全に推測の領域になってしまうが(それを言い出したらこのランク付け記事自体意味をなさないが)、はっきりさせておかないといけないのが " 文学部では一年時語学を落とすと留年がほぼ確定する" ということ。 
しかも、何やら文学部のスペイン語はカリキュラム上、一年で他学部の二年分にあたるスペイン語を勉強することとなるためそれはそれは地獄である。
つまり 「語学を落としたら留年なのにその肝心の語学が全学部中で一番難しい」ということ。


以上が慶應義塾大学文系学部における楽さという観点から見た格付けであるが、冒頭で述べた通り憶測や私見が大いに混じっているので注意してほしい。
そして何より早慶学部乱れ撃ちといっても、自分はこの学部でこれをしたいから志望するんだというような明確な動機を決めてから色々と行動に起こしてほしい。でなければ一生後悔する羽目になる(体験談)