『品質』と『効率』は、相反するものです。
徹底的に効率を求めると品質がおろそかになります。
品質を求めると効率が落ちます。
企業として、このバランスをどう保っていくのか非常に大事です。
弊社のような労働集約型産業は、現在の利益は工場が稼いでいます。
その工場で効率を追求するのは当たり前です。
しかし、将来の利益を稼いでいる営業にとって品質がおろそかになることは、許されません。
弊社では、工場目標を『効率を上げる1年』と『品質を上げる1年』に分けています。
簡単に考えると、階段をイメージしていただくと良いですね。
階段を上がる(効率)と踊り場で休む(品質)です。
その年度目標によって方策も変わってきます。
急拡大した年の翌年は、「品質」です。
しかし、「効率の維持」は当然です。
「効率の維持」の中で、どのようにして「品質をあげていくか」が部門責任者の腕の見せ所です。
来期に向けて、そろそろ部門責任者に次の課題を出さなければいけない時期に来ました。
来週に課題を出そうと思います。
課題をどのように消化し、次につなげていただけるのか楽しみであり、私自身の視野の広がり(成長)にもつながるので、半期ごとの拡大幹部会議は楽しみです。