5位~25位のリザルトと寸評

 

 

 

53艇59人としウエイン率42.3パーセント

 

後半には接戦が伺えたようだが、私は前半に二度、監視艇に乗船しトーナメントエリアの状況確認の為に航行した。その時の様子を寸評としレポートする。青い空には白い雲が浮かんでいて、その雲はゆっくりと流れる最高の天気だ。串本の雄大な景色の中にはクジラ岩と鯛島、九龍島が浮かび、その手前に赤や黄色、オレンジ、白、緑とカラフルなカヤックが、そしてそのカヤックには、視認性を高めるために付けたカラフルな旗がと大会の選手の証であるトーナメントフラックが風になびいていた。選手たちは各々が狙うポイントに浮かんでいた。一番遠くのポイントから東の風を活用したプランを立ててる者、手前の潮から撃ち進む者、またベイトの群れを見つけ探りを入れる者、特定魚種にターゲットを絞り込み、一気に岸際を目指し、浜の手前にカヤックをポジション取りする者。そんな中、監視艇を風にドテラで当て(流し)、大島の白灯台を左舷後方に構えて、南西に通り抜ける「良い潮」に入ると、数艇の試合艇が監視艇から少し離れた所で船団となっていた。第2回大会、第3回大会の時も監視艇から「潮観察」でリグを入れた。第4回大会となる今回もリグを海に入れて「潮を感じ観察」する。すると実に良い潮を手感に感じた。これは良い潮だ。少ない時間で真鯛をキャッチすることが出来た。この真鯛はノーフィッシュの選手のお土産の「ノーフィッシュ賞」となった。一方なぜ選手の皆は、ここに来ないのか?それはその潮の時間に、少し大きめのウネリが入っていた。監視艇は大きなプレジャーボーなので視界も高く見張らせることがカヤックに比べ安易だが、一方のカヤックは視線が水面に近く、ウネリの大きさで遠くの海面が見えにくい。それは安全旗、フラックの必要性が叫ばれる現在のカヤック界の方向性の素晴らしさも同時に伺える自然状況。ウネリはそう言うものだ。ウネリの怖さのもう一つは、バランスによる転覆の心配は、選手の技量で見事にカバーされていた。そのウネリの最中に本部からトランシーバーで連絡が入った。「本港から一艘の大型タンカー船が出航しトーナメントの海域に向かって航行しています。」この連絡には驚いた。「大型タンカー?・・・日曜日なのに・・・?」そして数分もたたず、その巨大な姿が目視できた。デカいぞ!。おそらく引き波もデカく、ウネリとぶつかり危険な状況が想像できた。このウネリの入っている時に何という事だ。ウネリと引き波の混合波が起るかもしれな状況には、監視艇に緊張が走った。乗船していた。宇井さんも木下さんも一斉に海全体を見渡し、大型船の航路の推測と選手たちのバウ方向を確認し、もしもの時に救助しやすい位置へと宇井さんが舵をとった。

 

そして見事に交わす選手たちを確認し、私は大会本部へと戻るため上陸した。

 

 

 

さて5位以下のリザルトだが、選手それぞれにドラマが有った事とは思うが、5位以下の計算をした私は驚きで手が震えた。それは17位と18位の選手の運命だ。

 

17位の三木雅俊選手 釣果イトヨリ36㎝480gと真鯛27㎝280g:760g

 

18位の木山啓介選手 釣果シロアマ34㎝500gシロアマ29㎝260g:760g

 

全日本カヤックフィッシングトーナメントは2匹の重量により競う。なんと同重量

 

同重量の場合は・・合計の長寸。長寸も63㎝と同寸。。。

 

 

その場合は「エントリーを先に済ませた選手が勝つ」

(エントリー・入金・の速さも重要)

従いまして通常ゼッケンの若い選手が勝者となる。フックを新品にしたりルアーの調整も勝敗を分けるが、今回の様な明確な立証のある「勝敗のキーは」速やかなエントリー、速やかな入金です。

さておき本大会は転覆もなく事故も無く怪我人もなく無事に終了しました。スタッフを務めてくれた皆様もさることながら、選手の皆様のお陰と感謝しています。古くから参加していただいている選手の皆様が、初参加の方にシステムを教えている姿も見れました。本大会が発祥のゼッケンフラッグの活用方法は、とても素晴らしいと内外から評価を頂いています。受付済みの証明から普通のゼッケンとしてトーナメントエリアでは活用し、返却し帰着証明となりウエインのチケットとなる。生地についても良く考えてあります。またどこかで更に詳しく紹介する日が来ることでしょう。では皆さんご自分の順位を確認してください。ノーフィッシュの選手の名前は有りません。

 

 

 

 

 

 

 

6位平嶋大雅選手

 

7位福住春樹選手

 

8位加藤正敏選手

 

9位沖和久選手

 

10位龍神貴之選手

 

11位猪口和重選手

 

12位鈴木義成選手

 

13位薦田史郎選手

 

14位井上康人選手

 

15位藤本勲選手

 

16位片桐淳也選手

 

17位三木雅俊選手

 

18位木山啓介選手

 

19位橘大介選手

 

20位山内直樹選手

 

21位森拓也選手

 

22位柑本哲志選手

 

23位赤澤克哉選手

 

24位久野詠生選手

 

25位竹村浩昭選手

 

 

 

 

 

 

 

ご苦労様でした。