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全日本武道具 空手道『道場訪問記』

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全日本武道具空手道ブログ、今回も空手にまつわる映画を紹介していきたいと思っております。


今回ご紹介する作品は、1985年に公開されました『シンデレラ・ボーイ(RETREAT, NO SURRENDER)』です。



180度開脚と空手アクションで人気者となり、日本のCMなどでもよく目にしていたジャン・クロード・ヴァンダム。その後ヴァン・ダムと改名しましたが、ユニバーサルソルジャーをはじめ、日本でも数々のヒットを飛ばした作品に数多く主演してました。そんなヴァン・ダムがまだ脚光を浴びる前、ロシアの悪役空手家としてドがつくヒールを演じていたのがこのシンデレラボーイでした。



ロスで父親の経営する道場で空手を学ぶジェイソン。ある日、その空手道場を支配下に入れようとガラの悪い連中が押しかけてくる。断固拒否を決め込むジェイソンの父親だったが、ロシア人空手家のイワンに敗れ、足の骨を折られてしまう。残念ながら道場経営を続ける事は出来なくなり。家族はシアトルへと引っ越す羽目になってしまう。ジェイソンはまだ空手の実力がなく、悔しい思いをしていたが、ある夜にブルース・リーとうり二つの“タイガー・リー”という男が現れ、ジェイソンを鍛えていく…



シアトルといえば故ブルース・リー先生が暮らしていた場所であり、今もお墓がある聖地でもありますね。そんな墓前にいつも祈っていた主人公の思いが通じたのか、姿を変えたリー先生が夜になると現れ、コーチしてくれる…メキメキと実力を上げたジェイソンはいつしか宿敵イワンとの戦いに挑む…といったアクションファンタジー作品です。



出演者も、主人公ジェイソンを演じたカート・マッキニーをはじめ、見事なまでに聞いたことがない役者陣でして、造りもモロにB級作品なんですけど…当時レンタルビデオでこの作品を発見し、メジャーだろうがB級だろうが片っ端から空手系作品は見まくっていましたが、この作品は予想外に色んな意味で”当たり”でした。



確かにB級だし、たしかにありえないファンタジーだし、もっと言ってしまえばリアルなアクションファンから見れば”バカバカしい”とまでいくレベルかもしれません。が、そこがいいじゃないですか!





当時アメリカの空手は“アメリカン空手”や“マーシャルアーツ”といった表現をされ、空手というよりも空手に近いライトイックボクシングみたいな印象がありました。恐らくベニーユキーデの存在も大きく影響していたと思いますが、そんなアメリカのカラテをアクション映画というカテゴリーでスピーディーに、派手に魅せてくれていた様な気がしますし、主人公とヴァン・ダムの2人も素晴らしいアクションを演じてくれています。



また、ケビン・シャルファンの主題歌『Hold On To The Vision』がメタメタかっこよくて、この曲をバックに主人公ジェイソンがドンドン超人的な力を付けていくトレーニングシーンはロッキーシリーズやジャッキー・チェン作品に対するオマージュを勝手に感じながら興奮していたことを思い出します。




後に人気者になったヴァン・ダムの影響か、この作品はこの後数度タイトルが変わってリリース去れるほど”隠れた名作”となっています。



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