私たちにとって睡眠は、心と体の健康を維持するうえで欠かせない休息です。特に、夜の特定の時間帯に眠ることで、体は最も効率よく修復作業を行うとされています。それが、近年よく見聞きするようになった「睡眠のゴールデンタイム」です。
一般的に、ゴールデンタイムは22時から深夜2時の間だとされており、この時間帯に成長ホルモンが多く分泌されるからだといわれています。成長ホルモンというと、子どもの生育に関わるイメージがあるかもしれませんが、大人にとっても、体のあらゆる機能を維持するうえで欠かせないホルモンなのです。
この成長ホルモンの働きによって、体内では細胞のダメージ修復が活発に行われます。日中に活動して傷ついた筋肉・臓器・髪の毛などが修復され、体の機能が回復します。また、肌のターンオーバー(代謝)も促され、新しいきれいな肌細胞が作られ、美容においても有益です。この細胞の修復とターンオーバーがしっかり行われれば、肌トラブルとは無縁な美しい肌を保つことが可能になります。特に、アンチエイジングに力を入れている人は、意識しておきたい睡眠習慣ではないでしょうか。
また、睡眠は免疫力の向上もサポートします。深く質の良い睡眠をとることで、風邪や病気と闘う免疫力が正常に機能するからです。免疫力が低下すると、体調を崩しやすくなるだけでなく、ストレスへの抵抗力も弱くなります。ぜひ、睡眠のゴールデンタイムにおける質の良い睡眠を心がけ、健康と美容の両方を手に入れましょう。
睡眠時間と健康は、因果関係があります。今回の記事では、寝る時間の長さにスポットを当てて紹介していきたいと思います。
寝る時間が長ければ体に良いというイメージがありますが、実際には睡眠時間が長すぎると体に負担がかかる傾向にあります。
とある研究報告によると、9時間を超える睡眠を取ると、健康に悪影響が及びやすいといわれています。長く寝すぎてしまうと、体内時計が狂い、逆に疲れやすくなったり、頭痛や筋肉痛を引き起こしたりするリスクが高くなるそうです。長く寝すぎた後、体がだるく、頭がぼーっとした経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
加えて、9時間~10時間睡眠を取る人は、5時間~6時間睡眠の人と同じくらいに体重増加のリスクがあるというデータも存在します。そのため、睡眠は長ければ良いのではなく、眠りの質を重視すべきといえるでしょう。
近年の科学的見地においては、理想的な睡眠時間は7時間前後とされています。もし7時間睡眠では足りず、日中に眠気を感じる場合は、短い仮眠を上手く取り入れることをおすすめします。昼食後など、眠気のピークに合わせて15分から20分程度の仮眠を取り、脳と体をリフレッシュさせましょう。
今回、寝すぎることの弊害を語りましたが、無駄な睡眠が悪影響をもたらすのであって、睡眠自体を否定しているわけではありません。睡眠それ自体は、ストレスや疲労を解消する大切な休息時間です。無駄に寝るのではなく、必要最小限の睡眠を取るようにすることが大切ということです。
睡眠について詳しく知りたい人は、【睡眠時間とれてる?】というサイトを読むといいでしょう。
