1)病態
老化等によって腱板が割れ、体液が滲出し、その体液から産
生された石灰が肩関節の後上部の空隙に集まり塊ができること
がある。とくに棘上筋腱部における石灰沈着が、肩峰下滑液包
に触れた際、突発的に肩関節の激痛を生じ、肩の自動運動が不
能となる(痛みのための運動制限)。
2)診断
突発的な肩関節激痛。激痛のため肩関節の自動運動不能。
肩関節の他動運動には異常を認めない。
上腕骨大結節部の圧痛(+)、X線写真における石灰沈着の証明
3)整形での治療
疼痛局所に麻酔剤注射。難治性のものは、石灰剥離手術。針灸では鎮痛させるのは困難。
中野栄煥
