『“続ける技術”の専門家』、藁谷正樹です!
本日は、リンカーンの肖像画を印刷して売っていた
若者ミルトン・ブラッドリーくん(24歳)のお話しです。
1860年代、リンカーンの人気が高かったとき、
肖像画は飛ぶように売れました。
しかし、人気が衰えると、まったく売れなく
なってしまったのです。
ブラッドリーくんは、大量の在庫を抱えてしまい、
破産寸前の状態になってしまいました。
「事業を続けるべきか」それとも「破産すべきか」、
彼は究極の選択をしなければいけない状況でした。
「印刷機を遊ばせておいてももったいないから、
ボードゲームても作ったらどうかな?」という
アドバイスをたまたま友達からもらって、
どんなゲームを作るか考えてみました。
そこで生まれたのが、プレイヤー数人が交代で
ルーレットを回し、それぞれの出目に応じてコマを進め、
ゴールを目指すゲームです。
偶然に左右されながらも、いくつもの決断を下し
ゲームの中の人生を歩む画期的なアイデアであり、
ブラッドリーくん自身の半生を描いているかの
ようなゲームとなりました。
このゲームTheCheckered Game of Lifeは売り出されると、
最初の年で4万5000セットを売リ切り、
アメリカの人気ゲームとなってしまったのです!
このゲームは繰り返し改良された後、
1968年に日本にも輸入されます。
皆さんご存じの「人生ゲーム」(タカラトミー)ですね(^0_0^)

ブラッドリーくんはまさに決断に成功した1人です。
どん底の状態から、時代のニーズを感じ取り、
画期的なボードゲームを作るという決断を下し、
見事に大成功を収めたのです。
時代の流れを読むこと、アイデアを活かすことで、
どんな苦境にもチャンスはあるのですね♪
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