
知的障害のある生徒と先生たちが始めた、葡萄畑とワイン造り『ココファームワイナリー』。そんなところが国内にあるなんて、不勉強で知らなかったです。頂いたワイン、美味しかった…。
前の施設から移動する直前に2回目の発達検査を受け、それから1年経過でフォローアップ、3回目の発達検査を受けました。今の施設は保護者から申し出ないとやらないそうで、中には全く希望しないケースもあるとのこと。そりゃそうか。
前回とおなじ田中ビネー知能検査Ⅴ、結果はIQがちょい下がり
、精神年齢はやっぱり生活年齢より、幼い。あくまで参考値とは言われたので、その理由を読むと…むむむ、かなり緩い検査になってる気がする。まあ本来はもっと下がるんだろうなと思うと、逆にクラスメートの定型さん達との違いに納得できちゃいました
。


具体的には、解ってそうだけどやるのに時間がかかりすぎて減点されたものや(とにかく不器用)、直線的な図形を描くのにえらく苦労してた点、適切な表現力が表出しにくい時がある点を指摘されました。後は何となーくテストの雰囲気を察して当初は指示に従っていたものの、慣れてくると地がでて自分ルールを適用させたがるとことか。衝動的に触っちゃったり、自分の噺をしちゃうところも言われました

言葉の短期記憶はそれなりにいけるのに、数字の組み替えを暗唱するのは少し苦手みたい。イラストを見てどこがおかしいかを答える問題では、物理的な欠損や服装ちぐはぐとかは分けるけど、『雨の中でBBQしてる』は何がおかしいのか解らない
、と言っていました。

何かが凸っているわけではなく、凹が散見されていて、それで全体的なIQ下がるタイプらしいです。推測、類推…確かに苦手そうだ。
作業療法士さんから『直立姿勢で視点の固定が8秒くらいしか出来ないから、最低10秒以上出来ないと坂書に対応できず、勉強についていけない可能性が高い。図形は見て脳内で再構成出来ないと、描けない。注視は練習した方がいいですね』と言われていたので、それもあるかなと思ったりしました
。大好きなテレビや絵本は1時間くらいでも超ガン見してるのに
。


もちろんIQが全てじゃないし、作業療法士さんが言うのが絶対とも思ってないです。困り事としての脳直トークやコミュニケーション取りにくいetc.は治るようなものでもないでしょう…。
それでも、カレー澤薫先生風に言うなら『治りはしないがましになる』ためには、何か出来るかもしれない。生きづらくとも、この社会で生きていくならその術を少しでも、身に付けて欲しい。そう願わずにはいられないです。