坊っちゃん画。モモよ!だそうです。

妊娠中に育児漫画や情報を参照するべく落としたアプリ『ninaruポッケ』。一時は楽しみに拝見していた書き手さん方がどっと居なくなり、なぜか性教育関係ネタばかりが増えて、正直読みづらく感じていました。需要があるんだとは思うのですが…。それがこの所、また連載が再開するかたがちらほら出てこられて、嬉しいです
。発達の専門知識がどうとかでなく、涙も笑いもこんな毎日ですと見せて頂けることの、なんと有難いことか。ママ友皆無のかあちゃんは、そっと『いいね!』を押して、共感したつもりでいたりします。そんななかで『大変で大切な(お子様の名前)ちゃんのこと』という連載が始まり、もうタイトルだけで幾度も頷いてしまいました。大変で、大切な存在。それに尽きる気すらします。

先だって、視聴者からの手紙に基づき『心の風景』を訪ねる番組を家族で見ていました。そのなかで、生まれつきの障害と長くは生きられないという宣告を受けた息子さんと、そのお父さんが訪れた場所に行く、という回がありまして。お父さんの希望を汲んだレポーター役(凄い大好きな俳優さん)が、そこで息子さんの名前を呼び、おっちゃん来たで、と話しかけていました。いつも見ていた番組のオジサンに名前を呼ばれたら、きっと天国でびっくりするだろうから、呼びかけてやって下さいと…
。生まれつきの障害、という言葉が胸に刺さり、なんとなく坊っちゃんを抱き寄せて、画面に見いっていたときです。突然、相方さんが『ああ、こんなん無理だぁ…
』と呻き、席をたってしまいました。こういうタイミングで涙腺決壊するのはかあちゃんで、相方さんは視線を反らすくらいだったのに。あまりにも早い別れを経験したお父さんの手紙から溢れる気持ち、俳優さんの自然な呼び掛け、そして恐らくは、亡くなられた息子さんと坊っちゃんが重なったのかもしれない(坊っちゃんは今のところ重篤な健康上の問題が有るわけでは有りませんが)。いつの間にか、この人もしっかりパパになったんだなぁと、かあちゃんまでジワジワ来てしまいました。


大変で、大切な坊っちゃん。
大切で、大変な坊っちゃん。