(【1】から続いています)  
 取敢えず,当日中に受診できる自宅近くの内科クリニックへ飛び込みました。先生は経年データを見ると眉を寄せ「もう一遍,採血してみましょう。後はエコー(超音波)検査だね」。怯えた様子のかあちゃんを宥める様に,ゆっくりした話し方が印象的でした。その後も夕飯準備もろくに進まず,相方さんが帰宅。吃驚していましたが「まずはご飯食べよう」と背中を叩いてくれました。箸が進まない事,進まない事ショボーン。 夜,いつもは相方さんにくっ付てい寝る坊ちゃんが,深夜に「ママ・・」と呟いて頬っぺたをくっつけてきたのにハッとしたのを覚えています。かあちゃんの不安を,何か感じたんですかね。  

 再検査は翌日(人間ドックの次の日)行いました。結果は,エコー(超音波)検査で確認できる範囲の異常なし。血液検査の結果は3日後ということで,この日は産婦人科のクリニックを梯子しました。CA19-9で数値が上昇する要因に子宮筋腫や子宮内膜症が含まれるからです。待ち時間もずーっと,「CA19-9 軽度上昇」とか検索魔になって過ごしていました。産婦人科の方も元からあった筋腫も変化なく、一応は問題無いと思います,原因不明で上昇することもあるマーカーなんですよ~とのお返事で,この時はちょっとほっとしたのを覚えています。  
 しかし,3日後にクリニックで示された血液検査の結果は44.上がってる。上がっちゃってる。1日でこんなに!?と再び頭が真っ白に・・えーん。先生も「これが初めての検査結果ならあんまり気にしなくていいよと言うんだけど,過去数値から見るとしっかり再検査したほうがいいと思います」ということで,紹介状をもらって総合病院へCTを撮りに行くことになりました。クリニック後は仕事に出る予定だったので「お昼どうしようかな~」なんて呑気に思っていたのが再び吹っ飛び,半べそでコンビニおにぎりを齧って出勤。上司に残り少ない有休の相談をしながら,頭の中で色んなことをなんとか整理しようと苦闘していました。