町田市から田園都市線と半蔵門線で約1時間、やって来ました神保町。駅から降りてまず目に入ったのは「日本野球発祥の地」のモニュメント。
これだけで来た甲斐あったんですがタイトルから分かる通り記念すべき第一回、メインテーマはそう…埴輪。
来ました、国立近代美術館!何気に初めての来訪です。
「ハニワと土偶の近代」っていう企画展の無料観覧券が貰えたので来ました。(サンキュー日経新聞)
「仏教伝来前の日本文化が近現代の芸術家たちにどう受け入れられてきたのか」
という点がメインテーマ。考古学も美術も好きな身としては非常に美味いです😋
以下から気になった作品を展示順に載せていきます
明治初期の美術の教科書。土器の紋様を近代のデザインに落とし込んだ最初期の例だそうです
スポーツ好きならご存知、国立競技場でも会える相撲の神様・野見宿禰。埴輪作りの達人でもあったらしいく、これは彼の工房での姿を描いたもの
この屏風の左手の老人も野見宿禰だと言われてます。朗らかな表情が印象的
ちなみにこちら国立競技場での姿。ゲェーッ!まるで別人ではないかーっ!!
(話が逸れて申し訳ない)
こちらの詩は戦時中に書かれたもの。日中戦争辺りから日本政府はナショナリズムに埴輪を利用していたらしいです。「日本人たるもの埴輪のように泰然たれ!」と…頑張って説明文まで収めたのでお時間ある方には読んで頂きたいです
ここからは戦後の作品
一見ただの抽象画ですが右に90°回転させると女人埴輪の姿が浮かび上がります。
土偶の左右対称性を活かしたモダンな屏風。アメリカで出展された時に大好評だったらしいです
岡本太郎が父一平さんのお墓として作った「顔」。全く同じものが3点あるのですがそのうちひとつが展示されてました。一平さんの顔をモデルに土偶のモチーフを随所に盛り込んだ、太郎らしいパワフルな作品。これでもお墓なので胸の窪みに花を添えられます💐
円谷プロ製作、映画大魔神シリーズの大魔神の頭部デザイン。普段は埴輪のような表情ですが人々の愚行に怒るとこの形相に。もちろんめちゃくちゃ強い。それに加えて身長4,5mあるんだからまぁ怖いよね
とまぁこんな感じで色んな時代の埴輪・土偶に影響を受けた作品が展示されてました。これらは展示の中でもほんの一部で、凄くボリューミーな企画でした。(全部見るのに3時間掛かった)
ちょっと疲れましたが良い勉強になったし個人的には大満足です。
そして国立近代美術館さん、今度は次作大河ドラマの主役「蔦屋重三郎」がテーマの企画展をやってくれるそうです。これは女房を質に入れてでも見に行かなくては〜〜〜っ!
次回 #2「日帰りホットスプリング」
あとがき
ゼルビアの遠征がメインのブログになる予定なんですが第一回が埴輪って…とは俺も思った。
まぁここまで読んでくれた方なら分かると思いますが、こんな感じでグダグダな運用をしていきます。毒にも薬にもならない内容なのでゆるりとよろしくお願いしますな
あと近かったので箱根駅伝のスタート地点行って来ました。本番が楽しみですね。俺は山梨学院推しです












