(京都真如堂の秋。それまでの気象条件で紅葉の映えはだいぶ違うそう。)
昨年に引き続き、開講当初のマインドセットをお話しします。
昨年のものは以下をご確認下さい。
なお、性質上、内容の重複も発生しますが、
よろしくご了承下さい。
また、前回、記事をアップする順序を間違えています。
以下のリンクからの続きですので、必要に応じてご一読下さい。
1.資格取得後の世界
受験生の皆さんは、将来どのような税理士になりたいのでしょうか。
当方、別に模範回答を要求しているのではありません。
突飛なものでも構わないと思いますし、
昨日と今日で異なっていても構わないと思います。
無駄にアツい気持ちである必要もなく、
理路整然も求めていません。
税理士が次のステップのための踏み台である、
それでも一向に構いません。
1.伺いたいことは
当方が伺いたいことは、思い描く何かがあるかどうか、
そして、普段からそれを考え続けているかどうかということです。
例えば、以下のことくらいならすぐに答えられると思いますが、
皆さんはどのような希望をお持ちでしょうか。
(1) 税理士になったらどの程度働きたいのですか?
(2) 幾らくらい稼ぎたいのですか?
1.曖昧にせず直球で回答して下さい
ここで横の話を少し。
もし「やってみなきゃ解らない」…こう回答しようと思われた方。
ご注意下さい。これは正論ですが回答ではありません。
ある意味、考えることを放棄した状態、或いはそれに近い状態です。
尤もらしいことを述べて論点をズラし、核心を回避するクセがあるなら尚更です。
まず、当方は希望をお尋ねしているのであって、
「やってみなきゃ…」はその次、その先のことだからです。
もし「やってみた結果」をその後の話の前提とするなら、
その枠は超えられない、飛躍はない、こう考えることはできませんか?
見方によってはその一言が将来の自分を抑え付ける、
とんでもないリスクを孕んでいると思うのですが…。
1.曖昧な解答は顧客を敵に回すこともある
皆さんが先々税理士になれば、質問に対する回答は明快に、
かつ、直球で返す必要のある場面に遭遇します。必ずね。
この場合「やってみなきゃわかりません」と返したのでは、
答えていないのと同義です。
例えば、当方が賃貸経営において
「Aという方法を試したいと思うがどうか?」
これに対する回答が「やってみなきゃわかりません、」
「Bならどうか?」「やってみなきゃわかりません。」
「使えねぇな…」、「責任回避かよ…」、
こう受け取られても仕方ありません。
何かしら主体性のある意見とか具体的な話が返ってこないとね。
そういう仕事なんだから、それでは不信感が募ると思いますよね。
続くようであれば別の税理士を探します…
次第にその気持ちが強くなるでしょう。
使い方には要注意です。
続きはまた次回。
今回もお付き合い、ありがとうございました。