(長野県松本市のオサレな建物。式場らしい。)

 

 

今回も前回の続きです。仕事に関する悩みについて。

今回も所得税関連を中心にお話しします。

 

皆さんのブログを拝見するに、

仕事でお悩みの方が多いようです。

 

引き続き、当方の考えていることと、

過去の経験を思い出してみようかなと思います。

 

 

1.所得税を後付けで学ぶ媒体

 

所得税を後付けで学ぶ媒体には幾つかのものが存在します。

以下に思いつくものを列挙します。

 

(1) 専門学校の受験講座で学ぶ(所得税)

(2) 専門学校の受験講座で学ぶ(住民税)

(3) 専門学校の事務所所員向けの講座で学ぶ

(4) 出版社の講座、セミナーで学ぶ

(5) youtube等の映像メディアで学ぶ

(6) 書籍で学ぶ

 

以下にそれぞれの特徴を略記します。

長くなりましたので今回と次回に2分割します。

 

 

1.専門学校の受験講座で学ぶ(所得税)

 

【ポイント】

期間:長、費用:高、完成度:高

 

【コメント】

幾つかある後付け学習の中では最も精度を高めることができる方法です。

基本的な体系からマスターするので、最も展開が図りやすい方法です。

 

また、数多くのケースに付き実際に問題を解いて知識化することが最大のメリット。

他の媒体のように理屈だけ、又は表層をちょろっと見せて終わりとはなりません。

 

しかし、時間とカネが掛かりすぎるのが玉に瑕。

途中棄権する方が多いのもこの方法です。

 

なお、この方法は源泉所得税の分野は理論面でしか確認しないのでご注意を。

 

 

1.専門学校の受験講座で学ぶ(住民税)

 

【ポイント】

期間:長、費用:高、完成度:低

 

【コメント】

よく「住民税はミニ所得税の性質があるから、住民税で簡便的に学ぼう」、

このように安易な考えで住民税に申し込む方がおられます。

 

間違えないで下さい。住民税は住民税、所得税は所得税です。

計算の50%程度を共有しているに過ぎませんし、詳細は一切確認しません。

 

住民税の勉強をして所得税をマスターしたことにはなりません。

恐らく、簡易な確定申告すら厳しいと思います。

 

逆に、所得税の知識がしっかりした上で住民税も知っていれば

鬼に金棒なのですが。

 

 

1.専門学校の事務所所員向けの講座で学ぶ

 

【ポイント】

期間:中、費用:中、完成度:低

 

【コメント】

事務所に入って1~2年以内の方向け、いわゆる実務講座。

基本中の基本と各種申告書や書類の記載方法が中心。

 

本当の「さわり」だけしか確認しないため、

これで即戦力になれたとは思わない方がよいでしょう。

 

 

 

続きはまた次回。

今回もお付き合い、ありがとうございました。