(神奈川松田ハーブガーデンからみた富士。青空は春霞。去る年の2月下旬の一景。)

 

 

今回も前回の続きです。

仕事に関する悩みについて。

 

皆さんのブログを拝見するに、

仕事でお悩みの方が多いようです。

 

引き続き、当方の考えていることと、

過去の経験を思い出してみようかなと思います。

 

 

1.父親の看病にろくすっぽ付き合えない

 

2011年3月11日、東日本大震災が発生し未曾有の災害に襲われましたよね。

 

あのとき、当方の父親が驚いてしまったんでしょう。

脳溢血でほぼ人事不省となりました。

 

脳梗塞を防ぐ薬を服用していたことが仇となり、

血がなかなか止まらなかったようです。

 

直後から口をきくことがまったく出来なくなり、

時々目の瞬きで意思疎通が出来る程度。

 

結局53日後にこの世を去りました。

 

当方、この期間は1日も欠かさず病院通い。

タイミングで何とか死に目に立ち会うことはできたのですが…

 

 

1.他人のコントロールを不快に感じ続ける

 

当時はまだ講師であり、教室講義の他、在宅生の講義も担当していました。

 

状況としては代講を立てるのが難しい立場。

何があっても代わりが存在しないのです。

 

結果、父親が前述のような状態に陥っても仕事に穴を空けることはできず。

 

状態を心配しながら毎日出勤。

その帰りに短い面接時間を利用して病院通いをしました。

 

そこで考えたこと。

「他人にコントロールされると人生の優先度が狂ってしまう。」

「下手をしたら親の死に目にすら立ち会えない。」

「何でこんな状況で仕事をしているのか」

 

当方にとって講師業は天職に近いものだと思うことができるものでした。

ですから会社が嫌いでも受験生の方々は大好きです。

 

だから、報酬が伸びなくても続けることができたのです。

 

しかし、この件もその後の退職に深い影響を与えました。

 

楽しいことをしていても、

他人にコントロールされると、いざというときにこうなると。

 

この状況はいずれ脱することを考えなければならない、

こう考えるようになったのです。

 

で、講義内でも、また受講相談でも、

こういう類いの話をより多くするようになって行きました。

 

…次回(来週)もこの辺りのお話しを続けます。

 

 

 

それではよい週末を。

今回もお付き合い、ありがとうございました。