まよなかに
さんぽする
がたり
がたり
ぎぎり
ぎぎり
ほしもみえぬ
まよなかに
ちらちら
またたく
あかりが
ほら
あれはふるい
こうじょうの
あかりか
いや
あんなところに
こうじょうなどない
かわがある
はしを
わたる
こえがする
ひとのこえが
かわの
なかから
おまえのあしを
つかませろ
おまえのかみを
つかませろ
おまえのめだまを
つかませろ
くろい
たくさんの
なにかのむれが
さけぶ
きゅうに
こわくなり
いちもくさんに
はしりだす
かえりみち
かわをわたる
しずかだ
なんの
けはいもない
あるく
よみちを
おや
うしろから
なにか
しろいものが
ちかづいてくる
ふあんになる
はしる
それでも
ぐんぐん
ちかづいてくる
はしっても
はしっても
おいかけてくる
つかれはて
たちどまる
よくみると
それは
かぜにふかれて
とんできた
しろい
こんびに の
びにいる ぶくろ
だった