今回は「ニセ税理士について」お話させていただきます。
最近問題になっているニセ税理士(エセ税理士ともいわれます)ですが、
どういった悪事をはたらいているのでしょうか。
なんとなく詐欺師のような呼ばれ方ですが、正確には「無資格者」のことを
指しています。つまり、税理士登録をせずに税理士業務を行っている人です。
車の免許をイメージすると分かりやすいですね。
運転技術さえあれば、免許はなくとも車は動かせるでしょう。
しかし、公道を走行するのは「違法行為」になります。
税理士も同じです。たとえ、
・どんなに税務業務に長けていても
・どれだけ知識を保有していても
・合法的に税金をゼロにする能力があっても
・会社の利益のために頑張ってくれていても
税理士資格をもち日本税理士連合会名簿に登録しなければ「ニセ税理士」です
税理士業務を行った瞬間に法律で罰せられます。悪気があってもなくてもです
よくこんなお話を聞きます
・知人が経理に詳しいので、申告業務とかやってもらっている
・経営コンサルタントに全部まかせている
・会計事務所で働いている人に安くやってもらっている
・公認会計士がいるから大丈夫
その人たちは税理士証票を持ち、税理士バッジをつけていますか?
公認会計士であっても税理士登録しなければ税理士業務はできません。
お金を払っていなくても、税理士以外の第三者が税務業務をすることは
「法律で禁止されている」のです。
安心して事業を継続していくために、十分気をつけたいものです。