「消費税率引上」で資金繰りにご注意ください | アークス総合会計事務所のブログ

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消費税が8%に引き上げられて、早いものでもう2月になります。
今日は消費税率と資金繰りについてのご説明となります。

消費税率の引き上げにより、利益が変わらない取引であっても
消費税の納税金額が増加しますし、また、仕入・経費の購入によるキャッシュアウトも大きくなります。

■税抜 50万円の商品を税抜 100万円で販売した場合

①従来

売上 105万円
仕入 52.5万円

消費税要納税額 2.5万円

②税率引上後

売上 108万円
仕入 54万円

消費税要納税額 4万円

納税額は 1.6倍に!

また、商品を仕入れて、売掛金の入金があるまでの間には
52.5万円で済んでいた仕入が54万円となり、
1.5万円の資金が従来より多く必要となります。


従いまして仕入、納税のための資金をきちんと把握することが重要となります。

・売掛金の回収期間の短縮の交渉
・仕入の支払期間を延長の交渉
・過剰在庫により資金を圧迫しないよう注意する
・納税用の預金を別途用意する

など税率引き上げ後の資金繰り感に慣れるまでは注意いただければと思います。