れいわ新選組は
国政政党の中では相対的に積極財政を掲げている政党であるにも関わらず、支持率はそこまで上がらない。
では何故れいわ新選組の支持率は上がらないのだろうか?
この理由は至ってシンプルである。
先ず一つ目は
自党の他の政党にはない強みを前面に出さないからである。
れいわ新選組の強みといえば「積極財政」であるが
その強みを前面には出していない印象を筆者には受ける。
寧ろ共産党系などの既存左派政党と被る主張が目立ってしまう。
本来であれば
「正しい貨幣観で積極財政を訴えてる国政政党は我が党だけです!他の国政政党は税金を財源確保の手段と勘違いしてるから経済政策の期待は出来ません。税は財源ではないとはっきり主張してるのは我が党だけです!」
と強く前面にアピールをするべきであるが
そのような主張はれいわ新選組からは見受けられない。
特定枠での重度障害者の候補者擁立や
入管法改正という場でダイブをしたり
本会議での壇上で積極財政と関係ない内容のプラカードを掲げたりなど
積極財政の主張と関係ない部分で目立ってる印象が強いのである。
そして2つ目の理由は
大多数の国民は税金を財源だと勘違いしてるからである。
大多数の国民は「税金で社会が支えられている。あなたが払った税金で橋や道路が作られていてる」などという神話を聞きながな育ったわけである。
要するにザイム真理教のプロパガンダが刷り込まれているのである。
果たしてそのような国民に対して
「消費税廃止」を主張したところで聞いてもらえるだろうか?
普通に行政サービスがカットされるという不安を抱かせるだけであろう。
要するにれいわ新選組の消費税廃止の主張は
単に馬の耳に念仏を唱えてるだけでしかないのである。
そしたられいわ新選組としては
先ずは税は財源でないことを徹底的に主張すべきではあるが
一切そのような主張が見受けられない。
ザイム真理教は
緊縮財政を推進する為に
財源ガー!国の借金ガーなどの主張を繰り返してるにも関わらず
反緊縮を訴える立場が
ザイム真理教の主張を正当化する税財源論にカウンターパンチを浴びせないのは意味が分からない。
以上の2つを考えた場合において
れいわ新選組が支持率を上げる方法を説明する。
それは
反緊縮に特化して
税は財源ではないこと
を強く主張すること
である。
反緊縮に特化する方法としては
イデオロギーを匂わせる候補者の選び方をやめて、反緊縮に特化した経済評論家などを選挙で擁立することである。
そして「生きてるだけで価値がある社会」などというふんわりとしたポエムのようなスローガンから
「税は財源ではない」に変えることである。
大多数の国民は政治家のポエムには関心はないのだから。
とにかく
積極財政を訴えてる党は我が党だけ
税は財源ではない
の2つの主張を徹底的にするべきである。
例えば国会中継や日曜討論などにおいて
「税は財源ではない」の主張を繰り返したり
街頭演説にて「税は財源ではない」の幟を立てたり
「税は財源ではない」のキャッチコピーをポスターやパンフレットにも大々的に書いたり
Twitterで山本太郎代表やその他の議員、党員が #税は財源ではない を繰り返し投稿したりなど
そのくらい徹底的に「税は財源ではない」のスローガンを広めるくらいのことをしなければ
消費税廃止の主張など理解されないだろう。
しかし、こんな当たり前のことを
れいわ新選組の議員や支持者は全然理解してないのである。
だから支持率が上がらないのである。
税金は財源だという神話を突き崩そうという姿勢
ザイム真理教と徹底的に戦おうとする姿勢が見えない限りにおいて
れいわ新選組が飛躍的に支持を伸ばすことはないだろう。